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ダンスと演劇は補完しあう関係!?飛ぶ劇場俳優「はやまんさん」との出会い【S1-Day1】

初日のお昼からの続きです。

遅めのお昼ご飯になってしまいましたが、宿から少し歩いたお店に鈴木君と二人でバインミー(ベトナムのサンドイッチ?)を買いに行きました。
ベトナムテイスト溢れるお店かと思ったら、見た目は完全に居酒屋で、焼き鳥などもやっているとのこと。意外な風貌でした。
お店の大将がおしぼりひとつひとつにマジックで「愛をこめて」や「Big Love」といったメッセージを書いていて、その熱さとギャップにクスっと微笑みながら帰ってきました。

宿に戻ると少し遅い便で福岡入りした舞踏家の田仲ハルさんとAki yoさんがちょうど到着したところでした。
ハルさんは福岡に早くもテンションが上がっている様子。
聞くと福岡は40年ぶり。
当時の良い印象が残っていて、思い出の地にテンションが上がっているとのこと。


夜は九州を代表する劇団のひとつである「飛ぶ劇場」の俳優・葉山さんこと「はやまんさん」と、はやまんさんの弟さんの居酒屋でお会いする約束をしていました。
歩けない距離でもなかったので、みんなで宿から歩いて向かいました。

​はやまんさんは札幌の劇団千年王國の俳優・榮田 佳子さんのご主人で、鈴木明倫君とは以前から面識があり、北海道の事情にもかなり詳しかったです。
​ダンスと演劇の話になりまして、例えば俳優の身体性とダンサーの身体性の「目的の違い」の話になったり。

はやまんさんはコンテンポラリーダンスに可能性を感じていて、若い俳優にもやってみてほしいという想いがありそうです。
そういうお話から派生して舞台の上での身体のとらえ方、空間の掴み方のお話にもなりました。

ちなみに飛ぶ劇場でも振付家と協働する機会はそこそこあるとのこと。

ダンスと演劇って、僕は前から思っているんですが
「お互いにできることと、できないことが補完関係にある」
と思っていて、相性が非常に良いと思うんですよね。

表現の主体が身体なのか、言葉なのか。
両者の性質は様々なところで真逆だったりして、例えば演劇の演出家は音に凄くこだわるけど照明はそれほどでもなく、ダンスの振付家は照明に凄くこだわるけど音にはあまりこだわらない、という印象もあります(全員がそうではないと思いますけど)。

その他にも福岡と北九州の違いとか、九州の地域性の話も少し聞きました。


​話しは尽きず、酔いも進み・・・
どうやってこの会が終わったのか、あまり覚えていなかったりします。
ただ、帰るときにAki yoさんが明日商店街でストリート舞踏をやりたいということで、はやまんさんにおススメの商店街を聞いて、下見をしたことは覚えています。
その後は鈴木明倫君以外は宿に歩いて帰りました。

鈴木君は290円の激安のラーメンが福岡にはあって、それを一人で食べてから帰るということで、途中で夜の街に消えていきました。
​僕らが宿に帰ってからも鈴木君はなかなか帰ってこないもんで、みんなで鈴木君がなかなか帰ってこないね、遅いねって話していたんですが、そしたらドアが開いて汗だくで帰ってきて。


鈴木君に何があったのか聞いたら、迷子になって結局ラーメン屋には辿り着けず、途方に暮れて歩いていると、どこかから音楽が聞こえてきた、と。​
それで音の鳴る方に近づいていったら、ストリートミュージシャンがギターを弾いていたそうです。
鈴木君はそのミュージシャンのところにひとつまみのお金を入れると、その途端に彼の音楽に合わせて踊りだして、そのまま1時間くらいぶっ通して二人でセッションをしてきたそうです笑


めちゃくちゃ笑いました。

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