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企業IT投資における重要ポイント
2010年ころから「IT経営の時代」と言われ、ITは企業経営に不可欠な要素となりました。
IT技術は日々進化向上し、ITの経営への貢献要望もあがる一方で、それに伴い経営におけるITの位置付けも二次曲線的に向上しています。
今やITは経営そのものを左右するといっても過言ではありません。
これは今後も変わることはないでしょう。
にも関わらず、まだまだ企業内のITの地位は低いと言えます。
また、往々にして業績が下がるとIT投資を削る対象の一つになりがちです。
この致命的なギャップはなぜうまれるでしょう?
・投資に見合った効果がでているのか経営層からするとよく分からない・・・
・なぜ完成までにこんなに時間がかかるの?
・なぜ運用コストも導入コストもこんなに高いの?
・現場からはシステムに対する不満が止まらない・・・
・最終的に失敗だと判断されるシステム開発プロジェクトが多い
よくあるのがこんなところです。
ではなぜこのようなネガティブな印象、結果になるのでしょう?
一番の要因はズバリ経営と情報システム部門部門の対話の少なさです。
このような調査結果があります。
・IT投資と経営目標の整合性が取れていると感じる :38%
・経営トップとCIOのコミュニケーション頻度が月1以下:77%
この結果からも分かるように、経営にITの必要性・効果が共有されていないのです。
たしかにITの話をITに精通していない人間に説明し、理解してもらい、納得してもらうことは至難の業です。
だからといってコミュニケーションを避け新たなIT取り組みを行わないことは結果的に会社にとって決していいことではありません。
これは導入検討においてももちろんですが、よりIT投資を推進するためには導入後も非常に重要になってきます。
少し視点を変えましょう。
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