コンサルタントの難しさとやりがい
現在"コンサルタント"という肩書で仕事をしている人は非常に多い。
それにはいくつか理由がある。
wikipediaで"コンサルタント"を調べてみると、
"顧客が抱える何かしらの課題を解決するための思いついた方策を提供している。"
と書かれている。
"コンサルタント"は(一部を除いて)名乗るための資格がいらないため、「顧客が抱える何かしらの課題を解決するための思いついた方策を提供して」いれば誰でも自称できるのである。
例えば、目的地までの最安最速ルートが分からないという課題を抱えている人がいたとしよう。
電車オタクが目的地までのベストな路線をその人に提案すれば、その電車オタクはコンサルティングを行ったことになり、コンサルタントと名乗ってもウソではないのである。
例えば、恋愛に悩んでいる人がいたとしよう。
これまで100人と付き合ったモテ男モテ子がその人に恋愛のアドバイスすれば、そのモテ男モテ子もコンサルタントとして名乗ってもウソではないのである。
また、コンサルタントというのは立派な事務所も機材も必要なく自宅でパソコンさえあれば(最悪電話だけでも)始めることができる。
この始めやすさもコンサルタントが増える理由の一つだと言える。
そこそこの年齢になれば誰しもが長年続けていることの一つや二つはあるだろう。
つまり、極論を言うと誰もが何かしらの"コンサルタント"になれるのである。
但し、経営コンサルタントやITコンサルタントとなるとそうはいかない。
理由は簡単、相手は経営幹部やITのプロフェッショナルだからである。
何も知らない人を相手にコンサルティングするのは簡単だが、その道のスペシャリスト相手にコンサルティングするのは非常に難しい。
彼らは経営やITの経験や知識が深いことはもちろん、自社の状況についても外部コンサルタントより分かっている。
そんな彼らに気付きを与え納得させる必要があるのである。
彼ら以上の知識、知見、ノウハウ、経験が必要なのは明らかと言える。
プロフェッショナルたちは自分たちで考えて解決できなかった課題の答えをコンサルタントに求めてくる。
言い換えると、プロフェッショナルの彼らが考えても答えがでなかった課題ということである。
それに応えるには何が必要か。
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