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1. 事前準備
限られた時間でできるだけ有意義な会議・ミーティングになれば、ファシリテーターとしてもやっぱり嬉しいです
そのためにも、事前にできる準備があると、会議やミーティングがスムーズに進んでいきます
ちなみにボクは、オファーをいただいた担当者(代表者)の方とできるだけ打ち合わせをするようにします
直接話せるのが一番ですが、メールや電話などを使って行うことが多いです
その場合も、会やミーティングの前には必ず直接打ち合わせをさせていただきます
打ち合わせの内容は、時間や人数、そしてどんなことに困っていて、どうしたいと思ってるかなどです
特に、その会議やミーティングが終わったときにどうなっていたら最高かという『ゴール』を明確にすることを大切にします
そうすることで、じゃあどんなファシリテートができるかなとぼんやりイメージできるからです
ボクはこの『ぼんやり感』を大切にしています
あくまでもただのファシリテーターだということを忘れないようにして、自分が課題を解決させるなんてことは思わないようにします
「こうなったらいいな」という方向性くらいは持ちますが、それ以上頑張ろうとしてしまうと、フラットな立場でファシリテートできなくなるからです
ちなみに『ゴールの設定』ですが、先日ファシリテートさせていただいた教員研修会では、最初「生徒のどんな姿が見られたらいいか?」というゴールでした
ボクはそれをこっそり「私たちが見たい生徒の姿」に変えました
「どうなったらいいか?」という良し悪しではなく、「どうしたいか?」という感情にアプローチしたかったからです
さらにできれば、参加者にはその会議やミーティングで考えたいテーマをあらかじめ伝えておき、それに対する自分の考えをノートに書けていれば最高です
参加者にも当事者意識が生まれ、会議・ミーティングのハードルが下がり、思考と感情のスタート位置が上がる効果があります
「終わったときにどうなってたら最高?」
「言えたらいいなって思ってることは?」
「聞けたらいいなって思ってることは?」
こんなしつもんを使って、受け身な会議・ミーティングにならないようにすることも大切かもしれません
その瞬間その瞬間をサクサクと進めていくようなスペシャルなファシリテートはできないからこそ、できる範囲での事前準備は大切にしています
それでは今日のしつもんです
『どんな準備があると安心しますか?』
ぶっつけ本番でファシリテートしないといけない場面もありますが、その中でもできる限りの準備ができるといいですよね