しびれるような指示・命令を
期末テスト後にあった昨日の授業では、50分という限られた時間の中で「40人分のテストを返却」して「40人分の授業ノートをチェックする」という二大ミッションをクリアする必要がありました。
テストの返却はいいのですが、問題は「ボクが授業ノートをチェックしている間に生徒をどう待たせるか?」でした。
ただ静かに待ちなさいというのも酷だし、期末テストが終わったばかりのこのタイミングで課題プリントなんて配られてもやる気なんて出るはずがない(少なくともボクだったら絶対出ない! 笑)と思ったボクは「クイズ」を準備して授業に臨みました。
そして、テストの平均点や成績の出し方など、生徒が気になっているだろうことをきちんと説明してからこのあとの流れを伝えました。
1 自分の席の近くで4人くらいのチームを作る
2 チームの代表がクイズの問題が書かれた用紙を受け取りに来る(ただし用紙は10枚のみ)
3 出席番号順にテストを返却するので、名前を呼ばれたら授業ノートを教卓の上に置いてテストを受け取る
4 間違えているところは教科書を見て確認して、採点間違いや計算間違いがあったらこの時間中に申し出る
5 クイズはチーム全員で協力して答えを考える(答え合わせの発表あり)
いちいち言わなくてもできる生徒もいれば、きちんとはっきり指示しないとできない(不安や心配で頭がいっぱいになる)生徒もいます。
そんな生徒たちのためでもありますが、何よりボク自身が慌てずにその場を進めるためでもあります。
何でもかんでも指示や命令すればいいわけじゃありません、かと言って指示や命令することが悪いというわけでもありません。
曖昧な指示や命令は時としてその場やその場にいる人を混乱させることにもなるし、意欲やモチベーションをなくさせることにもなるからです。
「室井さん、しびれるような命令をありがとうございました。」
(踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!より)
きちんと押さえておく部分と余白(あそび)の部分をきちんと明確にして、その場やその時間をデザインできる力をこれからも磨いていきたいです。
ちなみに、準備した5問のクイズですが・・・
ボクがノートのチェックをしている間、ほとんどの生徒はとても前向きに取り組んでくれました!
そんなボクとあなたをつなぐ今日のしつもん
「どんな力を磨きたいですか?」
きた@ 歯と腕は毎日磨こう
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