明日の入試が不安でいっぱいの君へ。

就職アドバイザーとしての勤務時間を終えて、今まさに帰ろうとしたボクの姿を見て、まるで幽霊でも見たようにビックリしてたね（笑）

明日が入試なんだね、頑張ってね。
　
　
　
君は誰よりも責任感があって、誰よりも頑張り屋さんで、なのに誰よりも自信がなくて。

ボクはそここそが君らしさだなって思ってるけど、当の本人からしたら不安だし、嫌だよね、きっと。

だから聴いてみた。
　
　
　
「その学校を受験するのはどうしてなの？」

「看護師になりたいのはどうしてなの？」
　
　
　
決して気の利いた特別な質問じゃないけど、君の「考え」じゃなくて「思い」を聴いてみたくて。

聴いてみたいっていうか、君自身に改めて気づいてほしくて。

たったそれだけだったのに、涙を流し始めたからビックリしたよ。

それくらい明日の入試が不安だったんだね。

それくらい頑張って準備してきたんだね。
　
　
　
だから、今まで準備してきたことをそのまま堂々と発揮しておいで。

今日ボクと話したからって、準備してきたことを変える必要なんか全くないからね。

その代わりっていうのも変だけど、試験が始まるギリギリまで、今日ボクが君にした質問を問い続けてごらん。

答えが出なくてもいいから問い続けてみてごらん。

それが「自分と向き合う」ってことなんだと思うよ。

しっかり自分と向き合った人だけが、目の前の患者さんと本当の意味で向き合えるんだと思うよ。
　
　
　
君は、相手チームがどんなに強くても、どんなに不利な状況でも、先頭に立って立ち向かえる選手だったね。

誰よりも笑顔で、誰よりも声を出して、誰よりもチームのことを考えて戦える選手だったね。

そんな君が将来看護師になってくれたら、ボクは安心して病院に行けそうだよ（笑）

ボクだけじゃない、未来の患者さんたちがそんな君のことを待ち望んでるはずだよ。
　
　
　
だから「大丈夫」って言ったんだよ。

無責任に言ったんじゃない、ただの励ましでもない。

五年後、患者さんに泣きながら「あんたのおかげで元気が出たよ、ありがとう」って言ってもらってる自分にワクワクしながら行っといで。

大丈夫、君はきっと大丈夫。
　
　
　
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