夢は逃げない　だから君も逃げるな

【 ８年前（2016年8月31日発信）の過去ブログより 】

今日は始業式でした。

一学期にクラスの生徒全員と面談して聞かせてもらったそれぞれの「夢」を、夏休みの間に一人一枚ずつのクラス通信にして、34人分のその学級通信を34枚ずつ印刷しました（全1,156枚）

そしてそれを一人ずつに渡しました。

自分の写真と自分の夢が書かれた34枚のクラス通信を、一人ひとりに手渡しながらこう言いました。 

「本当は全員に、クラス全員分の通信を渡そうと思ってた。

クラス全員の夢をそれぞれみんなが知ってて、お互いに応援したり、励まし合えるクラスになったらいいなと思ってたし、そうすることで夢が叶うスピードが一気に上がると思うから。

だけど、みんなには自分の号を34枚を渡すことにした。

だから、自分の夢を仲間に知られたくない人は、誰にも渡さずに自分でこっそり処分していい。

逆に「あいつには自分の夢を知っておいてもらいたい」っていう仲間には自分から渡したらいいし、「こいつの夢を応援したい」って思う仲間には自分からお願いしてもらったらいい。

みんなの大切な夢だから、ボクは強制しない。

一人ひとりががんばれることなんか、実はすごいちっぽけなのかもしれない。

だったら、応援してくれる人が多い方が夢は叶いやすいと思う。

そのためには、自分の夢を知ってもらわないことには応援のしようがない。

恥ずかしい気持ちも分かる。

だけど本当に叶えたい夢なら、一人でも多くの仲間に知ってもらってた方がいいと思うし、このクラスがそんな場所になったらいいなって思う。」

その話のあと、多くの子たちが嬉しそうに自分の号を渡し、仲間の号を受け取っている姿を見て、ボクは泪が出るくらい嬉しかったです。

自分の思いを安心して伝えられる。

自分と違う誰かを、自分とは違う誰かの思いを、そのまままるっと受け止める。

そしてそれを認め合い、応援し合える。

自己満足って言われればそれまでなのかもしれないけど、それでもボクが目指してきた「こんなクラスになってほしい」に少し近づいた気がしてとても嬉しかったです。

あー、がんばって34人分の夢をクラス通信にして、そしてそれをがんばって34枚ずつ印刷してよかった（笑）