1万円ブロック
「ブロックがうまくいってないような気がするので、どうすればうまくいくか教えてほしいです」
指導に関わらせてもらっているバレーボールチームの選手にこう言われたボクは、たとえばなしを交えてこんな風にアドバイスしました
打たれたボールを『通せんぼ』する感覚じゃなくて、『つかみとる』感覚でやってみたらどうかな?
たとえばね…
今いるこの体育館の2階席から、一万円札がヒラヒラと落ちてきてるとしようか
まず、その一万円札を見上げながら、落ちてきそうなところに動くよね
でもそこでピタッとは止まらないでしょ?
小さく小さく足を動かして、ギリギリまで微調整しながら、いつでもジャンプできるようにして待つよね
じゃあそのとき、どんな格好になるかな?
足の裏はペターって床に着いてる?
膝はまっすぐ伸びたまんま?
手はだらんと下がってる?
そんなわけないよね、だって誰よりも早く一万円札をつかみとりたいんだから
多分こんな格好になるよね
(実際にやって見せる)
そんな感じで、ボールをつかみとりにいくようにブロックしてみたらどう?
名付けて『一万円ブロック』!(笑)
ボクの隣でそのやりとりを聞いていたマネージャーが一言
「きたさん、たとえばなしうまいですね」
たとえばなしは、スポーツのコーチングにも有効だということに気づかせてもらった今日のひとコマでした
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