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危うし、林檎ちゃん #騙せ林檎パン Part2
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神さまはこの世の乱れが林檎に起因するとやっと気づき、次のようにおっしゃいました。
イブが林檎を食って以来、世界は乱れ放題じゃ。みんな林檎が悪い。林檎は撲滅しろ。
《街》
アレー、なにすんだぁ。
逆らうな、神さまの命令による王の命令だ。
またんね、うちは、果物じゃなかよ、地方地下アイドルの林檎ちゃんばい。
こいつ、出身地もごまかしてます。隊長。
よし、股裂きの上ギロチンだ。
《森》
ふう、はぁ。はぁ。
おい、お嬢さん、どうした、裸で喘いで。
あんれま、アポロンみだいなおめぇはだぃだ?
アポロンさ。さ、わけをいいな。ふむ、ふむ、分かった。じゃあ、これを神殿に持って行きな。
こぃはなに?
林檎パンさ。
《神殿》
神さま、味はどがんね。
旨くてメロメロじゃ。してお前は何者じゃ。
九州のアイドル、苺ちゃんたい。
ばかめ、そんな付け焼き刃の方言でわしが騙されると思うか。
あれー。ごめんなせー。あたいは王林でごわすっぞ。
ゆるさん。罰として一〇〇年わしの愛人じゃ。