大阪国際女子マラソン
大会後のつぶやきをノートしておく。「超えろチームJAPAN」に思う。
日本代表、それも五輪代表ともなれば(意識するしないにかかわらず)計り知れないストレスの中で過ごすことになる。増してや自国開催、しかも何かと話題に上がるマラソン。大会までの期間に余裕を持って早めに代表を内定させる方法についてメンタルケアの点を懸念する意見もあった。
競技者は日々のトレーニング、目標に対しても多くの不安や葛藤と同居しているはずだ。そこに代表としての乗数がかかる。順調、道筋が見えているときは気にならなかったものでも、ひとたび不安要素が生まれると負の圧力は膨らむのではないのだろうか。
世の中全体が不安に包まれ、前向きな態度、希望や願い、同じような立場にある人たちを思い遣る言葉までが、非難の標的になるような風潮。コロナに感染しなくとも人情を病んでしまう社会的な圧力が広がっていくと、私たちの代表を取り巻く環境はますます厳しくなりかねない。
その形式、結果がどうであれ、そこにレースがあり、目標に立ち向かう競技者のあるべき時間、舞台が設けられたことは何にも増して私たちの代表への応援になり、できうる支える手立てだったように思う。大会運営も出場したランナーも順調じゃない中でもやり切ったのだ。これは尊い。こうしたシーンを見ることができ選手、関係した方々に感謝しかない。
※タイトル画像は1年前(2020年)に撮影した大阪城公園。