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発根を促す、葉面散布リズム3

葉面散布の狙い

アミノ酸肥料や堆肥の他に、補助資材としてミネラルの微量要素やチッソの代用で、アミノ酸の葉面散布剤を使うことがあります。

葉面散布は、農作物の品質向上や草勢や樹勢などが弱いとき、根の機能が低下したときや生理障害が現われたときなどに、速効的な効果を期待して使われています。

葉面散布して、数時間のうちに根に運ばれて、翌日には何cmか根が伸びているくらい分子構造が小さくて、動きの速いものを使う必要があります。

発根を促す葉面散布を行なうのは、根の周りのアミノ酸肥料やミネラル肥料を十分に与えて、吸収/転流を促し生育を助けることです。

葉面散布剤でよくある思い違いは、葉面散布剤がチッ素肥料源として吸われて作物が元気になるのだということです。

葉面散布のチッ素量は少ないから、そのチッ素が葉や茎、実のタンパク合成
に直接関わることは少ないのです。

葉面散布で発根を促し、肥料の吸収が旺盛になって、体質改善が作物を大きくしているのです。

葉面散布で肥料の効きがよくなり、病気が出にくくなり、品質が高まったり増収穫となりします。

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葉面散布をする前に

葉面散布で発根したけれど、その根の周りに吸う肥料(チッ素や石灰、苦土など)が施されて補っているかということです。

葉面散布する前に、吸収させたい養分をバランスよく施肥すること。

土の中に肥料分が吸収されない養分を応急的に葉面散布します。

伸びた根が肥料分を吸って、一気に樹勢は回復することになります。

葉面散布する前に肥料をまいたり、根の近くにアミノ酸肥料やミネラル肥料をバランスよく、灌水や耕運(施肥)しておくと良いでしょう。

発根促進に関わるアミノ酸を定期的に葉面散布することです。

異常気象や災害時の葉面散布

生育ステージによって葉面散布で、生育を早めたり、登熟を早めるという時間を短縮する効果があります。

さらに日照が不足して、根が伸びないとき、生育が遅れているときなどで、活用すると回復を早めることができる。

近年、多くなってきた台風などの気象災害時にも、大きな効果を発揮しています。

台風(風害)によって、果樹が傷んでいるようなときは、肥料を散布して葉面散布を行なうことで、樹勢の回復に役立てることができます。

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ミネラル欠乏症の対応策

ミネラルの欠乏症状は、作物の葉に特有な症状をみせます。

鉄欠乏は葉だけでなく、作物の根に症状がでます。

症状が確認できたら、直ちに施肥履歴や土壌分析で欠乏しているミネラルが何であるかの確認をおこなう必要があります。

欠乏しているミネラルが確認できたら追肥を土壌に施すことと、葉面散布を緊急的におこなってあげると良いでしょう。

根から吸収させると、作物全体に到達するには時間がかかりすぎますので、葉面散布で応急処置をおこない、不足する成分を直接葉から吸収させてあげるようにしてください。

葉面散布の効果は、2・3日しかありませんので、土壌から吸われてくるまでは、少量多回数に分けて単肥と混用で何度となく、葉面散布を行う必要があります。

葉 面 散 布 濃 度

各要素の葉面散布の濃度
・窒 素     尿素/硫安       0.4%以下
・りん酸、カリ  第一りん酸カリ      0.2%以下
・カルシウム   塩化カルシウム      0.2%以下
・マグネシウム  硫酸マグネシウム  1%以下
・ホウ素     ホウ砂  0.2%(生石灰の0.2%混合液)
・マンガン    硫酸マンガン       0.1%以下
・鉄       硫酸第一鉄     0.1%以下
・亜 鉛     硫酸亜鉛           0.2%以下(生石灰の0.2%混合液)
・モリブデン   モリブデン酸アンモニア  0.03%
※散布濃度が濃いと、葉焼けなどの障害を生じます。

気温によって散布濃度を変える。
気 温  20℃以下  20~25℃  25~30℃  30℃以上
濃度比   1      0.8      0.6     0.5

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健全生育に必要な葉面散布

壌がアルカリ化しているとき
土壌がアルカリ化していると、肥料が十分に溶けださず根が土から養分を吸い上げにくい状態になります。
土壌を改善することが大切ですが、土壌改良には時間がかかりますので、短期的な対応としては、葉面散布の施肥は効果的です。

肥料やけや過湿で根が弱っているとき
肥料やけ、過湿で根が弱っているときは、土中に栄養があっても根からの栄養補給ができません。
葉面散布を行い、樹勢を維持させる必要があります。
一時的な措置になりますので、根を改善させない限り、長期的な樹勢の回復(草勢維持や収量確保)には、つながりませんので注意が必要です。

冬場の気温が低いとき
低地温になり根の活動がにぶくなり、根からの肥料分の吸収が期待できないため、葉面散布は効果的です。

曇天が続いているとき
曇天に鈍る樹勢を回復、光合成(炭酸同化作用)を補うことです。
光合成の活動が鈍くなり、窒素吸収に見合ったミネラル成分を吸い上げていない場合に、補うために葉面散布を行うことが良いと言われています。

高品質に多収の葉面散布を活用

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土づくりは、大変重要な要素です。

慣行農法の基本をしっかりとおさえて、樹勢が落ちないように補助的な施肥方法として、葉面散布を活用する。

継続的な利用が、作物の健全な状態を維持し品質を向上させます。

追肥で、窒素(尿素/硫安)・リン酸・カリ・カルシウム・マグネシウムなどの単肥を野菜・果物・花など様々な作物の生育ステージ毎にあわせて、上手に利用し高品質に収量アップを目指しましょう。

おすすめ、葉面散布剤

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アミノ酸『リズム3』
特殊肥料特殊肥料届出済 
福岡県 第5130 

成 分
窒素0.04%・リン酸0.03%・カリ1.10%・炭素率19.4

原 材 料
 廃糖蜜・米酢(特殊技術開発 植物発酵 酵素エキス)

特 徴
●厳選天然素材より抽出したエキスを発酵・熟成させた植物発酵素。
●野菜、草花、果実など、全ての植物の生育を促進します。
●植物本来のうまみを引き出し、色合いや形を良くします。
●必須の微量要素(ミネラル)を補うことです。

効 果
●受光性/光合成機能を向上
●葉面からのアミノ酸や根から養分吸収で発根を促進します。
●葉面微生物の増加により病害・水害に強い樹勢を維持できます。
●希釈液につけることで種子消毒と発芽活性を促進します。

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使 用 法

(1)根つくり葉面散布
●液肥や薬剤などで混用使用する場合は、種まきや定植直後10~15日毎に1000倍希釈液を葉面散布してください。(0.5~1リットル/平米)
●定植直前/後に、1000倍希釈液を葉面散布してください。(0.5~1リットル/平米)

(2)根菜類の葉面散布

●生育期には3~5回、1000~1500倍希釈液を葉面散布してください。
●肥大期には、1000倍希釈液を多数回の葉面散布してください。

(3)葉物類の葉面散布

●発芽後、収穫前まで1000~1500倍希釈液を6~7回散布してください。

(4)果樹類の葉面散布

●根の活動する時期に800倍希釈液を2~3回葉面散布してください。
●開花後、1000倍希釈液を3~5回葉面散布してください。
●収穫1ヶ月前に800~1000倍希釈液を2~3回散布してください。

(5)水稲/麦類の葉面散布

●種子を800倍希釈液に一昼夜浸透させてください。
●発芽後の育苗帰還には1000倍希釈液を多数回散布してください。

注 意 点

●絶対に飲まないでください。
●薬剤混用は、原液同士で混ぜないでください。
●ご使用前には容器を振ってからご使用ください。
●温度差がない冷暗所で保管してください。
●希釈液は使い切ってください。

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