昨日の日記 (2022.9.3)
駅の広告看板で「生誕 140 年 ふたつの旅 青木繁×坂本繁二郎」展を知り、いつかは行きたいなと思っていた。仕事がひと段落し、少しひとりで息抜きがしたかったので、アーティゾン美術館のオンラインでチケットの予約をした。
アーティゾン美術館は昼の12時の予約だった。早めに家を出たので、入場時間までには時間があった。上野の西洋西洋美術館に寄ることにした。リニューアルされてからは初めてだった。上野動物園に続くこの道は、いつも僕を落ち着かせてくれる。
西洋西洋美術館に行く目的は常設展。常設展に展示されているカルロ・ドルチの《悲しみの聖母》を見ることだった。17世紀のイタリア・フィレンツェの画家。常設展示とはいえ、掲げられている絵の入れ替えがあるという。いつものブースにこの絵があると、なんとも安心する。
上野で僕が好きなアングルがここ。JRの公園口からアメ横の方へ進む下り坂。何気ない風景だけど、選んでここを通ることが多い。
昼ごはんはクラウンエースでカツカレーを食べた。ひとりで上野に遊びに行くときは、ここが好きだ。コロナ禍で閉店してしまったとの噂を聞いたが、ちゃんと営業していた。以前は厨房を取り囲むように客席があったけど、奥の厨房から給仕してくれるようにスタイルが変わっていた。カツカレーの味は以前と変わらず美味しかった。
アメ横を通り、御徒町からJRに乗って、アーティゾン美術館の「青木繁×坂本繁二郎」に。アーティゾン美術館はかつてのブリヂストン美術館。東京駅八重洲口から目の鼻の先。立派なビルの中にあった。
青木繁さんと坂本繁二郎さん。明治時代の福岡県。同じ時期、同じ土地に生き暮らした二人の画家。
青木繁さんのことも、坂本繁二郎さんのことも、まだまだ詳しくなかったので、説明のボードがとても分かりやすく、お二人の作風や人生、生き様を知ることができた。
この画家たちを伝えたいという学芸員の方々の熱意が伝わった。だから、とてもドラマチックに見ることができた。
アーティゾン美術館を出て、銀座方面にぶらぶら歩くことにした。すぐに明治屋があるので、ジャムが好きな家族に。イチゴとリンゴのジャムを買った。気に入ってくれるだろうか...
有楽町駅からJRに乗って帰ることにしていたので、中央通りを歩いた。文具が好きなので伊東屋さんに寄りたかったけど、散財をしてしまいそうなのでやめておいた。Apple Store銀座店は改装のため、このよう感じだった。今は新橋に近い仮店舗で営業しているという。"back soon"を待とう。
最近は、少し人混みが苦手になりつつあるけど、出かけてよかった。いい感じの気分転換になった。
青木繁さんや坂本繁二郎と同じ時期の画家、田中保さんの展覧会が地元の美術館で開催されている。折をみて、出かけてみたいと思っている。
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