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【MTG趣味デッキ紹介】ゾンバードメントよもやま話【モダン】

はじめに

以前、ゾンバードメントの記事を公開してから約2か月が経ちました。

当社比ではなかなかの反響がありまして、記事を参考にしたデッキで店舗予選を突破できた、というような嬉しい報告もいただきました。
嬉しい限りです。ありがとうございます。

さてさて、この2か月はプライベートが忙しかったためあまり大会参加できていなかったのですが(カードもプライベートだろ)、モダン環境は大きく様変わりしました。
たま~に大会に出ても、手ごたえはちょっと悪め、、、

この記事では、半ば自分のための備忘録として、最近の悩みと改善の足掛かりを共有したいと思います。

※有料部分ありますが、全編無料で読めます。気が向いたら投げ銭感覚で購入いただけますと嬉しいです。

挨拶

kitaと申します。MTG参戦は旧エルドレインから。東京でEDH、モダン、パイオニアを中心に遊んでいます。

どのフォーマットでもゾンビを使っており、手元にはEDH4、モダン1、パイオニア1のゾンビデッキが。どゆこと??


環境

モダン禁止改訂

2024/08/26の禁止改訂にて、《有翼の叡知、ナドゥ》《悲嘆》が温泉送りに。

デュエマ世界では禁止カードたちが温泉旅行しているそうな。
ナドゥも温泉で和んでいると考えたら許したくなっちゃいますね。いやそんなことないな?

これにより、ナドゥコンボはアーキタイプごと消滅し、ネクロやリビングエンドも弱体化を余儀なくされました。

アンフェア軍団の退場により、大幅な台頭を見せたのは各種エネルギーデッキをはじめとしたフェアデッキ勢。世はまさに大エネルギー時代。
前回記事でも書いた通り、コンボ相手を得意とする一方でフェアデッキが最も苦手なゾンバードメントは大打撃を受けています。

Magic Onlineでは特にエネルギーが多いそうですが、私がよく遊びに行く晴れる屋TCでも利用者が非常に多い印象です(同じくらいLOも多いけど)。
はやくなんとかしなければ、、、

対エネルギーの泣き所

エネルギーデッキにおいて、特に苦手としているのが下記の3枚です。

① 《色めき立つ猛竜》

2/1先制攻撃が絶妙にゾンビを苦しめる

ゾンバードメントはアドバンテージを獲得する手段が非常に限られているので、コイツが軽率に1アド取っていく様が気に食わないことこの上ありません(私怨)。

2/1先制攻撃を乗り越えられる《滅びし者の勇者》《屍肉喰らい》は、猛竜からめくれた《電気放出》《静牢》で着実に除去されてしまいます。

また、猛竜を積んでいるタイプのエネルギーはビートダウン寄りの構築になっているだけでなく、《魂の導き手》《オセロットの猫》でライフ回復もしてくるため、《マリオネットの見習い》で勝利するためのタイムリミットが短いのもツラいところです。

② 《空の怒り》

実質2マナの全除去ってどういうこと??

モダン環境から横並びビートダウンを滅ぼした張本人。
最近回せていませんが、私が別に握っている鱗親和もこれに焼き尽くされた感があります。
10,000歩譲ってエンチャントかアーティファクトのどっちかは見逃してくれんか???

ゾンバードメントの場合、主要クリーチャーがコスト1に集中しているため、X=1で全滅してしまうこともしばしば。

猛竜とは異なり、こちらが採用されているエネルギーにはフレージ&指輪も積まれているため、ビートプランで勝ち切るのは難しいでしょう。
プレイングを改善し、コンボを通す方向でなんとか頑張りたいですね。

③ 《ゴブリンの砲撃》

それこっちの語源なんですが???

大量に並んだ猫を餌に、こちらのコンボパーツを焼き尽くしていき、最終的にはフィニッシャーになってしまいます。

かといって、これのために置物破壊をサイドインするの??というジレンマが。
いまのリストの場合、《聖戦士の奇襲兵》がタフネス1のため、3マナないと即焼かれてしまうというのも悩みの種です。

今後の改善方針

サイドボードの見直し

① 置物破壊をどれにする?

ナドゥやネクロがいなくなった結果、置物対策をサイドインする機会がだいぶ減った気がしています。
ルビーストームの《ルビーの大メダル》、アミュレットの《精力の護符》、ドメインズーの《ドラコの末裔》《ギルドパクトの力線》辺りでしょうか。
ただ、このあたりについては《聖戦士の奇襲兵》ではいずれにしろ間に合っていない感がありますね。

相手が使ってくる墓地対策も《虚無の呪文爆弾》が多く、対策の対策を投入する意味も薄れつつあるような。
最近は掃除機の採用が増えているようですが、未認可霊柩車の100倍マシなのであまり気にしていません。供給者の墓地肥やしスピードの方が速い(と信じたい)。

ゴーストバスターズ的ウェポンでゾンビ掃除
フレーバーとしては面白い(真顔)

② 除去をメインに移す?

フェアデッキが増えているならば、こちらもメインに除去をもう少し増やしたいところ。なんとかメインの枠を空けて、《致命的な一押し》をねじ込みたいところです。
削る候補としては、《アンデッドの執事》4枚目と《黄昏帰る悪夢》3枚目、《屍肉喰らい》2枚目あたり?

③ やはり《ファイレクシアの十字軍》か?

前回記事でもエネルギー特効として挙げた《ファイレクシアの十字軍》。除去をメインに移して枠が空くのであれば、そこに差し込みたいところです。

黒をタッチしたマルドゥエネルギーも増えていますが、十字軍に触れるのは《オークの弓使い》程度なので、こちらにも入れていくことが出来そう。

上記3点を考慮したリスト案がこちら。

思い切って置物破壊を排除してみた形。それほどまでにエネルギーが憎い。
コンボ相手には変わらず速度勝負でお茶を濁しましょう( ・◇・)

色の転換

現在白黒の2色で運用しているゾンバードメントですが、色の転換も視野に入れるべきでしょう。
実際、《巣穴の魂商人》を用いたコンボデッキでは、さまざまな型が結果を残しているようです。

① 赤:こちらも《ゴブリンの砲撃》でボンバーする

エネルギーに使われてキレるくらいなら、こちらも元祖に倣って《ゴブリンの砲撃》を使用するのもアリでしょうか。
追加のサクリ台兼フィニッシャ―として、全力で対戦相手の顔面にボンバーしていきましょう。

難点としては、やはりエネルギーほど横並びできないこと。
墓所這いを使い回す前提とはいえ、その度にマナがかかってしまうので効率悪めです。

② 緑:《出産の儀》でコンボパーツをサーチ

クリーチャーをサクることで、マナコスト+1のクリーチャーをデッキトップ7枚から探してこれる《出産の儀》。
これを利用した安定性が売りです。

《リスの将軍、サワギバ》《飢餓の潮流、グリスト》といったユニークなカードを採用できるのも面白そう。

③ 青:強力な青のクリーチャーで押し付け

最近様々なフォーマットで活躍している《超能力蛙》《忌まわしき眼魔》を採用。
これら2種への対処を迫ったうえで、コンボ達成を目指します。

墓地肥やしと《発掘》を標準搭載していることで眼魔を無理なく運用できるうえ、戦慄予示でパーツを探しに行くこともできます。
蛙でリソース回復もばっちり。

プレイ難度は圧倒的に高いですが、うまく使いこなせればかなり強そうです。

このように、さまざまな型が試されています。
しかし、個人的な感想としては、、、

「ゾンビがすくねぇなぁ~~~~~」

というのが正直な気持ち。
半分冗談ですが、真面目な理由も3つほどあります。

①墓所這いをアタッカー運用しにくい

他のゾンビが2種8枚しかおらず、墓所這いを安定してアタッカー運用することが難しくなっています。
ボルトランド等で自傷してしまうので、マリオネットで勝つにはある程度相手のライフを削っておく必要があります。序盤にライフを攻めにくいというのはモヤモヤしそうです。

また、手札ゼロだけど相手のライフはあと少し、ゾンビを引ければ墓地から墓所這いも並べられる!みたいな場面も多いです。
そうなるとゾンビの頭数は無視できない要素といえます。

②墓地肥やし効率が悪い

このデッキの肝は、やはりいかに早く墓所這いへ辿り着くか
その観点では、供給者だけでは遅すぎるように感じます。
蛙もディスカードで肥やせますが、引いてしまった墓所這いはそのまま戦場に出せばいいわけなので、あまり効果的ではありません。

③2マナ域が増えすぎる

マリオネット4、悪夢3の固定枠に加えて、蛙4、オーク2~4+αとなると、2マナ域が多くなりすぎます。
最近採用が増えている《呪文嵌め》に引っ掛かりやすいうえ、序盤の動きがぎこちなくなりそう。

その辺は諜報土地がうまいことやるのでしょうが、大事なところでタップインするリスクを考慮すると2枚以上取るのは避けたいところです。


とはいえ、《忌まわしき眼魔》には可能性を感じています。
青をタッチすることで、ストームや苦手なエルドラージに有効な《記憶からの放逐》を取れるのも嬉しいですね。

自分だったらこうするかな~というのがこちらのリスト。
ゾンビ色を残して序盤のアタッカーを確保し、サイドプランとして眼魔を差してみました。
眼魔が揃ったら回してみようかな、、、(遠い目)

おわりに

今後の展望

環境としては逆風寄りですが、プレイングでまだまだどうにでもなるという感触もあります。
当面は白黒を擦りつつ、機を見て他の色にも触ってみようかと。

2024/11以降はもうちょっとカードで遊べそうですし、楽しみにしていたEDHイベント種族王にも都合がつかなかったので、しばらくモダン月間が続きそうです。
また試行錯誤の過程を共有できればと思います。

それでは、良きゾンビライフを!🧟

おまけ

このデッキが気に入りすぎてしまったため、フルFoil化に着手してしまいました。
構築フォーマットのフルFoilは茨の道だというのに、、、

墓所這いはBOXプロモ版が好き

元々EDHのフルFoilを組んでいたため、フェッチやゾンビは何枚か手元にありますが、地味に困っているのが《縫い師への供給者》《アンデッドの執事》《マリオネットの見習い》といったアンコモン枠。
特にマリオネットは日本語版が使えないため、尚のこと在庫が少ない状況です。誤訳のクソヤロウ。
目撃情報、心よりお待ちしてます。

フルFoil大変になるから色換え面倒とか言えない

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