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7月28日開催|街なかリノベーション実践セミナー2024 キックオフシンポジウム


今年で5年目となる
「街なかリノベーション実践セミナー」略して「街リノ」

人口減少。増え続ける空き店舗、空き家はさまざまな地域の悩みの種のひとつ。
しかし、新たなチャレンジの場として、活気づく機会を生み出す種にも
そんな可能性を秘めた空き店舗や空き家を動かし、
自分たちにとって暮らしやすい街をつくるためにどうすればいいか?
を講師と参加者が「共に」考えていく学んでいく  

そんなセミナーが今年も開講!ということで先日2024年7月28日 
markMEIZANにてキックオフシンポジウムが開催されました。

今回のシンポジウムのテーマは

「実践者に聞く!街なかリノベーションの効果と効能」ということで
実際に街なかを暮らしやすくリノベーションするべく活動されている4名のゲストを講師として迎え
お話をお聞きしました!

会場の雰囲気

ハイブリット開催で行われ、
会場に30名弱、オンラインでの参加が20名弱。合計50名弱の参加者と共に
ゲスト講師、メンター陣とこれからのまちづくりについて学んでいく時間となりました。

配信にも気合いが入る運営陣。

チェック中

まず主催者挨拶として
産業支援課 課長 森 隆太郎様よりご挨拶。

「4名の取り組み、課題をお聞きして
今後のまちづくりを一緒に考えていければ」

街リノキックオフシンポジウムの司会は

合同会社hataori代表の「たかはしくうが」さん
鹿児島、霧島でのリノベーションスクールや、まちづくりに関わる活動をされています。

髙橋 空雅(たかはし くうが)
1996年2月 鹿児島県鹿児島市出身。大学時代を福岡で過ごし、「まちづくり」に触れる。在学中の2016年から鹿児島で学生団体を立ち上げ、2拠点生活を始める。2017年からは大学を休学し、拠点を鹿児島に。2018年に就活/採用を手掛ける「はたおり」を設立。同じタイミングでテンラボに合流し、現在ははたおりと並行して鹿児島市のシティプロモーション事業を中心に関わる。
代表的な取組
◎就活と働くを考える情報冊子「material」
https://camp-fire.jp/projects/view/209478
◎かごしまオンライン合説パレット
https://twitter.com/kago_palette
◎PLAY CITY! DAYS
https://note.com/ten_lab/n/n54d5a986890b

ゲスト講師のプレゼン開始!

ゲストプロフィールはこちら!

・カフェ「momoyori」小林史和

山梨県甲府市出身。2016 年いちき串木野市の地域おこし協力隊をきっかけに移住。鹿児島を選んだ理由は「焼酎が好きだったから」。協力隊終了後も、企画・編集など活動している。2021 年、まちリノ事業が縁で城山町の空き家を改修
し〈まちとひとを伝えるもっとも最寄りな場所へ〉の想いを込めたカフェ「momoyori」を開業。県内2 拠点生活中。

カフェ「momoyori」小林史和
・元々地元山梨でのリノベーション活動をしていた
・鹿児島に地域おこし協力隊できてリノベーションスクールに参加
・街なかリノベーションガヤ担当w
・鹿児島市内での拠点欲しかった→城山に物件が見つかる
・momoyoriを作る
「自分が動いて、色んな人と出会って話をして
  人と人との繋がりができると困った時に助けてくれる人が出てくる。」

今でも街なかリノベーションで出会った方達に助けてもらってる。

・賃貸ビル「内薗ビル」今林泉

鹿児島市生まれ。高校卒業後、鹿児島市内の金融機関へ勤務。結婚。夫の転勤に伴い、福岡、枕崎、北九州、志布志、鹿児島市内で生活。福岡市役所、福岡法務局、志布志市役所、鹿児島税務署、鹿児島市役所で臨時職員として勤務経験有り。2006 年、両親の介護が本格的になり実家でもある賃貸ビルに家族四人で移り住み大家さん代行が始まる。

賃貸ビル「内薗ビル」今林泉
・大家さん歴3年
・介護をしながら大家代行この先どうしようと思い受講を決意
・街なかリノベーション2020年に参加
・受講中に大家に。
「その時に出来ること、楽しくやれることをしていたら
ご縁が広がり、今へ。踏み出すと、どうしたらいいんだろうと思っていた物件が
色んな人のご縁が広がり温かみ、親しみを感じられるようになった。
これからも皆さんの力を借りながら楽しく暖かい場所にしていけたら」

・シェアキッチン「otonari」坂口喜代美

鹿児島市上荒田町出身。下伊敷栄門で夫とともに創業55 年の工務店を営む。職人を束ね地域に寄り添った家造りを目指し邁進する62 歳。職人の中で自分の居場所を模索する中、2017年偶然観たTV をきっかけに突然目覚める。以後「リノベーションでまちづくり」を掲げて猛勉強。

シェアキッチン「otonari」坂口喜代美
・7年前にTVで「リノベーションでまちづくり」を知りワクワクする。
・「栄門」地域、団地に囲まれていて素通りされてしまう地域。
・「栄門」が目的地になればと街の活性化を目指す→子育て世代に選ばれる。シニア世代が生き生き出来る街。
・滞在型マルシェの開催
・周りのお菓子作りや料理できる人の顔が浮かぶ→シェアキッチン「otonari」
・自分の想いをカタチにしたい人を応援し、共に一緒に進んでいきたい。
・繋がって少しずつ新しい栄門を自分たちで作る。

・私設公民館「よりどり」志賀隆行

鹿児島県阿久根市出身。2009 年、志賀設計室を主宰。2015 年、開催されたリノベーションスクール鹿屋で提案した
ベーカリー「畑パン」を実現してリノベーションまちづくりを学ぶ。2024年、在住する鹿児島市西陵にて空き家リノベ「よりどり」の管理人となる。まちづくり団体「せごだん」の代表(旗振り役)

私設公民館「よりどり」志賀隆行
・リノベーション最初に関わったのはリノベーションスクールin鹿屋
・面白いなと思い、2020年街まかリノベーションセミナーに参加
・swgodan(せごだん)西郷団地のまちづくり団体で公民館カフェの実践
・せごだんの拠点として空き家を活用して「よりどり」を作る
・「収益モデル」「運営組織」「周知・認知」の3つにポイントを置いて活動

それぞれ異なる視点、地域での取り組みをお聞きできました。
プレゼンの後は、

トークセッション

ゲスト講師4名による、トークセッション!

ー街リノ参加前と後での変化ーという題に対して

(坂口さん)「繋がりができること、それは自分の財産になる。」
(志賀さん)「刺激を受けた」

slidoを使用して、参加者の声

ー1番のハードルはなんでしたか?ー

(志賀さん)「資金面。大家さんとの関係性も大切」
「資金調達がやはり一番大切なんじゃないかな?
 何者でもない僕に果たして銀行さんがお金を貸してくれるのか。。。?とか
 続けていくにもお金がかかる。こんなところにもお金かかるの?!って思う
 (小林さん)「それはまた、楽しいんですけど。」

坂口さんへの質問

「自身のまちが活性化していけばいいなと思ったのはいつ頃?きっかけは?」
「栄門は嫁ぎ先。商売の街なんだなぁが当初の印象で、水害の後商店が少なくなり、出来ていくのはチェーン店ばかりでつまらないなぁ。自分たちが行きたくなるお店作りたいなぁ。
きっかけは娘が県外でまちづくり活動をしていて、羨ましいなと思ったこと」

今林さんへの質問

ビルのリノベーションはすでに住んでいる人やテナントさんも。苦労したことは?
「声かけや話をしていて楽しみにして、応援してくださる方多かった・
元々、コミュニケーションを大切にしていて関係性がよかった。」

最後に

ー地域で何かをやる時に気をつけていることは?ー
・「挨拶や自治活動(掃除など)。
・やはり人と人との関係性、繋がりなので地域行事やコミュニケーションは大切にしている」
と皆さんおしゃってました!

「街なかリノベーション実践セミナー」はいよいよ9月15日にDAY1が始まります!

今年はどんな講師と参加者との絆が生まれ流のか、
そして街にとってのどんな化学反応が起きるか楽しみです!

街なかリノベーション実践セミナー2024
セミナースケジュール

writer:井料明歩


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