2024年3月
最近雨ばかり続いて、なかなか気分が上がらない。仕事をしているときの雨はどこまでも行けそうな気分になるけれど、休みの日の雨はどこにも行きたくなくなる。
3月の頭まではかなり精神の調子が悪かった。わけもなく涙が出たり、とてつもなく死にたくなったりした。苦しくて苦しくてたまらなかった。
恋人とひとつ約束をした。生きる意味とか、死ぬとか言わないこと。たくさん泣いてしまった。死にたい気持ちを受け入れてもらえなかったことが悲しかったのか、困らせたことが悲しかったのか、今までの人生で我慢してきたことが決壊したのか、なんで泣いたのかはもうよく分からないが、とにかく嗚咽を止められなかった。生まれて初めて人前でこんなに泣いた。
どんなに親しくても、近くても、支えることまではできても本当の意味で自分まるごと救えるのは自分しかいないこと、やっと気付くことができた。立ち上がって進むのも、ずっとそこでうずくまっているのも、結局は自分自身が決めることで、自分にしかできないことだった。
たくさん泣いたのがよかったのか、先月から飲み始めた薬が効いたのか分からないが、数日後から精神が急に安定し始めた。疲れるとまだぐらぐらはするけれど、普通の状態の少し下、ややダウナーなところで波が保たれている。上がったり下がったりするよりはずいぶん楽なので良い。
長い目で見ればこのままゆっくり安定していって、ちゃんと普通のところで気持ちが保たれるようになるかもしれない、と主治医に言われた。双極性障害Ⅱ型と診断されて今月で1年経ったけれど、すこしだけ希望が見えてきた気がする。いつかは落ち着いて生きられる日が来るのだろうか。
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ようやく仕事を辞める決心がついた。同僚はみんな優しくていい人たちばかりだけど、本社のやり方にはモヤモヤしてしまうことがあるし、一日ずっと喋り続けること、やっぱりどうしても自分の性格には合わない。だましだまし続けられたとしても10年後までこの仕事をやれるかと問われれば、やはり無理だろう。このままずっと合わないことをしていても、いつかまた壊れてしまう気がする。
お昼ご飯を一緒に食べながら、同期に辞めるかもしれないことを話した。寂しくなりますね、と言われた。私が辞めてしまってもたまにまた会おうと言い合った。愉快でやさしい同期に出会えたこと、本当によかったと思っている。
辞めたあとどうするか。気になる求人はあるけれど、辞めてから3ヶ月くらいはのんびり暮らしてみたい。気持ちがおしまいだったときにはこのまま働くか死ぬかしかないと思っていたけれど、気持ちが落ち着いてきた今は、なんとかなるしなんとかするぞという気持ちになってきている。ひとりの暮らしをなんとか立てられるくらいには収入を得られるように頑張っていきたい。
4月、閑散期に入って仕事が楽になる反面、公休日が増えるので収入も減る。うまく節約しつつ楽しいこともやっていきたい。