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2024年8月

無職も2ヶ月目に突入すると無職なりの過ごし方が板についてくる。初めのうちはやるべきことが何も無い日々が不安だったけれど、今となってはそれなりにやりたいことを見つけて毎日忙しく過ごせるようになった。

8月の初め、気になる求人を転職サイト上で見つけた。ハローワーク上にも全く同じものがあったので、失業認定に必要な就職活動実績作りのためにもハローワーク経由で応募した。一次審査は書類選考と作文、二次選考が面接だった。

就活には必須の自己PRだが、私はこれが苦手だ。自分には何もいいところなどないような気がしてしまうので、何を言っても嘘をついているような気持ちになってしまう。

8月の下旬、一次審査を通過したので今度は面接を受けることになった。前職の面接は雑談みたいな感じだったので、今回のような固い面接は初めてだった。死ぬほど緊張したけれど、与えられた質問にはほぼ答えきった。

次の日にはもう連絡があって、合格とのことだった。自信がなくてだめだと思っていたのですごくびっくりした。うれしかったしとりあえず食べるに困らなくなったのでほっとしたけれど、病気を隠したままやっていけるのかとか、夜のシフトに耐えられるかとか、引っ越しをどうしようとか、これはこれでまた不安になってしまった。それでもなるようにしかならないので、なんとか無理せずやっていきたいと思う。

プライムデーで買ったクロスフィルターを使いたくて、なにかきらきらしたものを撮ろうと思い、とりあえずシャボン玉を撮ることにした。吹いてくれる人を探してもよかったのだけれど、今回はひとりで部屋のベランダで吹きながら撮ることにした。

最近はNikonD3300にnikkorの古いレンズを付けて撮るのにハマっているのだが、この方法だとマニュアルモードでしか撮影できず、さらにオートフォーカスが使えない。この状態で自分で吹きながらシャボン玉の動きを捉えるのはなかなか難しかったが、だんだん勘でピントを合わせられるようになって楽しかった。今度は誰かに吹いてもらって余裕を持って撮影できたらもっといい写真が撮れるかもしれない。

いろんな人が気にかけてくれること、すごくありがたいなあと思う。辞めた職場の仲良しだった先輩や同期も未だに気にかけてくれていて、仕事が決まったこともすごく喜んでくれた。先輩とは落ち着いたらなにか美味しいものを食べに行く約束をしている。

友人にも本当に救われている。大学時代の友人は自信がない私のことをいつも引っ張り上げてくれて、心から信じてくれている。一緒に話しているといつも勇気をもらえる。私が壊れそうだったときもずっと心配してくれていて、病院を紹介してくれた。本当に命の恩人だ。恋人も繁忙期でしんどい中なのに会う時間を作ってくれたり、いろんな相談に乗ってくれたり、本当にありがたい。今回の面接の練習にも付き合ってくれた。

ここ最近は気分が落ち込みすぎることもなく、上がりすぎることもなく、かなり安定してきている。薬の力もあるけれど、周りの人たちが支えてくれているおかげでもあると思う。本当にありがとうと思う。挫けそうなときもいつもいろんな人とのいろんな約束に生かされている。私にできることがあれば助けになりたいと思うけれど、まずは私がなるべく健康に生きていることが一番なのかなと思う。このまま安定した状態でいられるように無理なく暮らしていきたい。