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ども。kissyeeです。 太宰治さんに精通している訳ではないのですが、学生時代にこれを知ってから好きな一節があるのでご紹介します。 太宰治エッセイ集「もの思う葦」 人は弱さ、しゃれた言いかたをすれば、肩の木の葉の跡とおぼしき箇所に、射込んだふうの矢を真実と呼んでほめそやす。 けれども、そんな判り切った弱さに射込むよりは、それを知っていながら、わざとその箇所をはずして射ってやって、相手に、知っているなと感づかせ、しかも自分はあくまでも、知らずにしくじったと呟(つぶや)