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他人事だと思ってない?副乳の話

みなさん、副乳って言葉をきいたことありますか?
なんとなく聞いたことある!って方や、初耳!って方もいると思います。
副乳って実は誰でもなりうるもので、先天的にあるものですが、妊娠すると乳腺が発達し現れます。
今回はそんな副乳について書いていきます。

そもそも副乳ってなに?

副乳は、あるべき場所に存在する乳房とは、別の位置に乳房のような乳房ができてしまうこと。
乳頭だけ、乳輪だけ、乳腺組織も一緒に残っているなど、形もさまざま。乳腺がある場合には母乳が出る場合もあります。

また、単に脂肪による脇肉を副乳と呼ぶこともあります。2017年には有名芸能人の福田萌さんや熊田曜子さんも副乳を告白し、その可能性は誰しもが抱えています。

副乳はどこにできやすいの?

哺乳類である他の動物は、一度にたくさんの子を産み育てるため乳房をたくさん持っていますよね。その名残が副乳だと言われています。ですから、他の動物が乳房を持っている部分(=いわゆるミルクライン)にできやすいんです!

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ミルクラインは、わきの下から足の付け根まで。このラインであればどこにでもできる可能性があります。

妊娠中に気づきやすい

副乳は、通常の乳房と同じように女性ホルモンの影響を受けるため、バストがふくらみ始める思春期や、妊娠したときに気づきやすいんです。

特に妊娠したときは、女性ホルモンの影響で副乳だと気付く方が多いです。また、副乳のしこりが大きくなったり、痛みが出たりして存在に気がつく方も。

痛みがあるときは...

妊娠中には、ホルモンにより副乳が腫れたり、痛みを感じたりすることも。そんな時は、保冷剤をガーゼに包んだもので患部を冷すようにしましょう。直接保冷剤が肌に触れるのはNG!

触ると腫れや痛みがひどくなることがあるので、触らないようにすることが大切。痛みが強い場合は受診し、鎮痛剤を処方してもらえます。この症状は、1〜2週間ほどで落ち着くことが多いです。

病気発生のリスクも

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副乳自体に害があるというわけではありません。
しかし、副乳も乳房と同じように乳腺症や線維腺腫のような乳腺の病気、悪性の乳がんになる可能性があります。

硬くなってきたり大きくなってきたという場合は
疾病発症の可能性があるので、1度乳腺外科を受診しましょう。

※すべての副乳が、がん化するというわけではありません。

副乳の治療法

通常の乳房に発生する病気は、副乳にも発生する可能性があります。病気などの症状が出ない場合、副乳の治療は必要ありません。どうしても気になる場合、切除手術を受けることができます。

手術の方法
乳首・乳輪のみ→
ホクロやイボの切除と同じ様に、局所麻酔を使い切除手術を行います。乳腺組織の発達がなければ、副乳のサイズにあわせて切開して取り除いて縫合します。
乳腺がある→乳腺もくり抜いて、小さい副乳(イボ状のものなど)は、レーザーで治療が可能です。

美容目的の切除は「自由診療」になるので保険は適用されません。治療費が高くなってしまうこともあるため、美容目的で切除を希望する場合、病院や料金をよく調べてから治療を行いましょう。

副乳のセルフケア

副乳は多くの女性が脇下の脂肪をただの脂肪の固まりだと思っていますが、乳腺組織でできているもう一つの乳房です。
だから普通のダイエット方法では簡単になくせないんです!

脇下の脂肪を取る運動
脇と腕は他の身体部位に比べると運動量が少なくて脂肪や老廃物・毒素などが溜まりやすいので、日々少しずつこの部分に刺激を与え、血液循環を活発にさせることが老廃物も溜まらないですし、副乳まで予防できるといわれています。

1.伸び

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伸びをすると両腕の筋肉がよく伸ばされて腕が心臓より高くなり、血液循環がよくなります。さらに曲がっていた背中も伸ばしてくれるので、姿勢を正しくする効果も!

2.肩のストレッチ

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肩をストレッチするのも脇下の脂肪を落とす効果があります。
毎日肩の運動15~20回を1セットにしてストレッチすると
脇下の肉が落ちるのが確認できるでしょう。

3. リンパマッサージ
脇のリンパには老廃物と毒素がたまりやすいので、拳で弱めにこすったりよくもんであげるなど、刺激を与えてリンパの巡りをよくしましょう!


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