人生アルバム(Ⅰ) Crystal Castles - (II)
このエントリーから、不定期で、「私の音楽人生に影響を与えたアルバム」を紹介していく。
記念すべき第一回目は、「Crystal Castles - (II)」を取り上げる。
このアルバムの収録曲「Not In Love (feat. Robert Smith)」を初めて聴いたのは、サッカーゲームの FIFA12 をプレイした時のこと。
当時私はまだ中学生だったが、メインリフのキャッチーさ、分厚いシンセレイヤーに頭を殴られたような衝撃を受けたのを、今でも覚えている。
それから、「このアーティストは誰だ?」となり、FIFA12 のサウンドトラックを漁り、Crystal Castles を見つけた。
彼らは、カナダ出身のエレクトロ・パンク・デュオ。
パンク要素が、ボーカルやシンセの凶暴な部分を引き出している。
たとえば、同じアルバムに収録されている「Baptism」という楽曲。「テッテケテッテッ」と軽快なプラックサウンドを刻んだと思ったら、ボーカルの歪んだシャウトが始まる(笑)
逆にこちらの楽曲「Vietnam」では、Sawtooth系の、少しDetuneの値をフラフラと変化させたような、歪んだベースが長く鳴る。その後急に Chop させたボーカルと Kick が鳴り、フックでは Lo-Fiな高音プラックが、リバーブを伴って美しく奏でられる。
こんな「攻めた」音楽を中学生の時に聴いていたのが今でも不思議だが(笑)、それほど衝撃的で、クセになる音楽だったのだ。
少なくとも、シンセのレイヤリング、広がり、空間系の使い方辺りには、自身の音楽制作にも影響を与えてくれたと思う。
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