見出し画像

【これムダ】ひとつ

こんにちは。日なたはまだ暑いですが、日陰は涼しく感じるようになってきて、少しずつ秋を感じる時期になってきました。インフルエンザが流行りはじめたので、気をつけねば。

さて、今日は私のすきな二つの「ひとつ」にまつわる歌をシェアしようと思う。

一つめ。
私の趣味の一つに「東大野球部」の応援がある。東大野球部は東京六大学野球リーグに属しており、春と秋の2シーズンで他5大学(慶応・早稲田・明治・法政・立教)と総当たりリーグ戦を実施する。

他野球部と違い、スポーツ推薦含む推薦受験が唯一ない、かつ付属高校もないのが東京大学である。つまり東大野球部に入ろうとするには東大に入学するほどの学力が必要になってくるのである。

それゆえに、というと失礼になるかもしれないが、万年最下位で、勝利するとニュースに少しなるくらい、他5大学との差がかなりある。だからこそ、そういう野球部がそれでも練習してレベルアップして、他5大学に食い下がって、時には勝利をつかむのを見るのが面白く、応援してしまう。私は事情もあるのだが、小学生のころから応援している。(同時に当時弱小だった広島カープも応援していたので、弱いチームが勝つところを見るのが好きで、応援する癖があるのかもしれない)

前置きが長くなったが、その東大の応援歌に「ただ一つ」というものがある。
https://www.youtube.com/watch?v=7YGM2Cc--PI

東大には校歌がないので、この「ただ一つ」と「大空と」という運動会歌が校歌代わりの役割を果たす。
校歌がない理由は、

新しい歌を作って選考する案については、誰が作曲・作詞し、誰が選考するのかという部分で難航し、 形式的に選考しても校歌として定着しない状態になることが予測されることから見送られました。 実際に昭和22年、23年に校歌募集を行いましたが、結果として決まらなかったという経緯があります。

東京大学 Webサイト

と記されています。
母校ではないのですが、小学校のころからずっと聞いているため、空で歌えてしまうし、大好きな歌のひとつとなっている。

二つめ。
これはもともと好きで普通に聞いていたのだが、ファンキーモンキーベイビーズの「あとひとつ」という歌だ。

歌詞も熱く、曲調としても聞いていて、頑張りたくなるような曲で気に入って、当時聞いていたのだが、楽天が日本一になるときに流れた「あとひとつ」を聞いて、鳥肌が立った。

https://www.youtube.com/watch?v=yRfe7rOM1eE
2013年11月3日。雨が降る仙台で行われた楽天と巨人の日本シリーズ第7戦。
9回最終回、前日完投した神の子・田中将大が日本一を決する大事な場面で抑えとして登場する際に、彼の登場曲である「あとひとつ」を、観客みんなで合唱をした。
2011年の東日本大震災を乗り越えて、新設された弱小球団というレッテルをはがす、というところも含めて、とても感動的なものだった。
今見ても、感動して涙ぐんでしまうほど、それほど感動的で印象的にうつるシーンで、「あとひとつ」といえばこの曲、と答える人も多いのではないだろうか。


あとひとつ
恐れず困難に
立ち向かえば
自分が変われて
ただ一つのものに

いま「ひとつ」の文章、そして短歌かもしれないが、私の好きな「ひとつ」にまつわる曲を紹介した。これが誰かの心に留まり、少しでも前向きに生きていければ、これがムダにならないのではないだろうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?