初デート④
ゆっくりと
理絵の顔を覗き込む‥‥‥
俺の歌で
うっとりとした理絵‥‥‥
そっと瞳を閉じる‥‥‥
(‥‥‥‥‥)
唇が重なり合った‥‥‥
ふと漏れた理絵の吐息に
俺の胸は高鳴った…
重なり合った唇の隙間を滑らせ
理絵の本能を刺激する‥‥‥‥
だんだんと
高鳴り合う二人‥‥‥
肩を抱いていた俺の手は
いつしか理絵を抱き締めていた‥‥‥‥
それに呼応するかのように
理絵も俺の背中に手をまわす‥‥‥
体で感じる理絵の温もり‥‥‥
唇で感じる理絵の温もり‥‥‥‥
俺たちのキスは
何度も何度も繰り返された‥‥‥
カラオケボックスにいる事を
忘れられるくらい
二人の空間・時間
二人だけの幻想を描いていた‥‥‥‥