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【探究と表現、連帯と共創】IVS2023学びと感謝

IVS2023にお越しいただきありがとうございました。

IVSとして初の試みである招待制ではないエリア「NEXT CITY」にてSOICAL INNOVATION AREA(以下SI)を統括させていただきました。

素晴らしいチーム、登壇者の方々、ご来場の方々と一緒に歴史的な瞬間を作れたこと、光栄に思います。

会場等で話しかけてくださった方もありがとうございました!

<以下長文、学びと感謝>

萩原 慶太郎 さん、 Nobuhiro Maekawaさんのお誘いでジョインを決定、実はとんでもなく利己的な3つの理由から。

①大きな組織の中で自分はワークするのか検証したい(会社勤務経験ゼロコンプレックスのため)

②クレバーなイメージの前川さんと一緒に働いてみたい

③IVSメンバーが京都視察に来た時に混ぜてもらった飲み会が楽しかったからまた参加したい🍺

実際やってみて、さらにたくさんの学びをいただいた!

①自分がワークする、とかの概念を凌駕するメンバーそれぞれの強みを引き出す素地と遊び(と危うさw)のある運営スタイルで、それ自体が組織づくりの学びになりました。

②前川さんはやっぱりとっても優秀だったし、めっちゃアツくてたまにヤンキーで良い意味で人間らしいリーダーだったことも知れた!彼が率いるNEXT CITYメンバーたちも真っ直ぐで仲間思いで自律的に学習するバイブス最高チームで、何度泣くほど笑ったかわかりません。

上中 健 池田 瑠偉 田中 洸輝 高崎 百合絵 Ryu Kishimoto 中村 ひろき 常盤 勇人

個人的には「自己表現と笑いから始める」NEXT CIYTYメンバーのコミュニケーションが「受容と傾聴から始める」talikiメンバーと違いそれはそれで心地よかったのが印象的でした。

③飲み会は相変わらず楽しいし全員とにかく酒強い。上には上がいる

+

④前川さんからもらった社会とディープテックの交点というお題から私なりに「社会解題解決へのテクノロジーとビジネス活用」という形でデザインさせてもらい、計12セッション、登壇者52名、7展示をSOCIAL INNOVATION AREAとして展開し、企画、キャスティング、会場設計、PR、登壇、当日運営をやりました。

各分野のスペシャリストであり聡明で愛の深いメンバー 高井 志保さん、 Yuichiro Moriyaさん、 矢藤 慶悟さんがいたからこそ実現した奇跡のエリアです。IVS初のソーシャルなエリアという意義深い機会をいただけた上に、すべてのセッションで満員立見となり、ソーシャルの可能性をあらためて実感しました。

⑤IVS運営メンバーの多くは私のように副業で全く違うバックグラウンドの方々で、それぞれの知見、ネットワーク、カルチャーが持ち寄られ、お互いへのリスペクトからそれら異素材が融合し最適化・最大化されていく、そのcollective impactとco-creationの過程が面白かったです。

普段交わらない世界にも心から信頼し愛せる人たちがいたんだ、まだこんなにたくさんの愛しい人たちに巡り合える人生だったんだ、と感動するくらいメンバーの皆さんを大好きになるプロセスでした。

⑥メンバーたちと話していてベンチャー界隈全体におけるハラスメントが問題提起されたので、ハラスメントを絶対に許さない宣言と対応の提言をさせていただき、国内スタートアップカンファレンスで初の「NOハラスメント宣言」が実現しました。代表 島川 敏明さん、 岡田 友和さんをはじめとして皆さんが第一優先で取り組みたいと爆速対応してくださりました(個別ご相談への対応はプライバシー保護の観点から私は関与しておりません)。

結果多くの反響をいただき、改善の余地はまだあると思いますが、このセンシティブな問題に真正面から向き合い「どれほど権威性のある人でも関係なくハラスメントの事実が確認された瞬間にキックアウトする」と決めるなど真摯に対応することを目指した運営コアメンバーの皆様と、共鳴し後押ししてくださった参加者の皆様に女性・若手起業家としても心から感謝です。

⑦SNSでは自発的なUGCが大量に生まれ続け、その多くが「この感動や感謝をシェアせずにはいられない」というポジティブなエネルギーだったことが本当にすごい(特に登壇者の皆さんからのラブコールは、登壇というgiveにお返しできる空間を来場者の皆さんと一緒に作れたということだと思うので最高に嬉しかったです)。

⑧完全招待制を廃止したことによる1万人突破という歴史的瞬間に立ち会えた感動もありつつ、それを下支えする参加者の実利の実現、受付DXや生成AIを活用したクリエイティブなどテクニカルな部分でも今後活かせる学びが多々ありました。

⑨プロデュースさせていただけたおかげで、自社ブースの設置や投資先4社の登壇・展示ができ、サイドイベントの企画にも交わらせていただき、talikiファミリーも素晴らしい出会いをたくさんいただきました。

Kaito Karasawa 久保 直生 工藤柊 岡 勇樹

⑩外部とのパートナーシップデザイン力が半端なく、本田圭佑さん、岸田首相、山中教授、金魚すくい🐟などなど書ききれないくらいトンデモ企画が爆誕しているのも狂っててすごかった

生雲 勝之 Whiplus Wang 今井 遵 西島 伊佐武 Mari Nakahara

運営、登壇者、来場者すべての皆様にメンションしたいくらいですが、とにかく関わったすべての方に心から御礼申し上げます。

そして、代表が自社事業でないものにこんなにコミットすることを快く送り出してくれ、さらに当日も楽しんで学んで広報やネットワーキングや登壇など大活躍してくれたスーパージーニアスプリティーtalikiメンバー、ファミリーたちにも大感謝。

原田 岳 Sae Cho 宇都宮 里実 後藤奈津美

これからも皆様にとびきり幸せなことがたくさん起こりますように!LOVE

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<もう既にだいぶ長いんですが、以下自分語り>

ただディープテックすごい!スタートアップすごい!ではなくて、社会課題解決に向けてテクノロジーやビジネスがどう貢献していくのか、またそれが進んだ世界における我々のウェルビーイングは何なのかを、「教える」のではなく「一緒に考え感じる」場が作りたく。

加えて、過度な資本主義とスタートアップ村カルチャーのアンチテーゼとして、

・奪取ではなく愛を感じることで強くなる

・ゼロサムゲームではなく連帯によりマーケットとシェアの拡大を目指す

・明日使えるtipsやリソース提供ではなく深い課題とソリューションに知的好奇心を燃やすことで10年単位でコミットしたいと思えるきっかけを提供する

・偉い人が壇上で内輪ノリで盛り上がって駆け出しの起業家が媚び売りにいく空間ではなく、どちらも「共に社会を進める仲間」であると伝える

・自分を卑下するのではなく、一人じゃないから絶対にできるんだと、自分の志を信じて頑張れる空気づくりをする

という逆張りコンセプトをスタートアップイベントど真ん中だからこそ実現したいなと思っていました。

ただ実際展開してみるといわゆるスタートアップど真ん中なメンバーや登壇者の方々から「面白そう」「さらにこういうことがしたい」などの意見をもらい、ブラッシュアップされた企画たちはもっと魅力的になり、世界は私が思ってるよりずっと優しくて強くて、私が勝手に狭い視野で反発していただけなんだなと気付きました。

そして当日もたくさんの方々からSIを含むIVSへのポジティブなリアクションをいただき、一人じゃないよって伝えたいと思っていた私が、運営、登壇者、来場者の皆様から「中村多伽は一人じゃないんだよ」と居場所をもらったような気持ちになりました。

逆張りからの価値創出や下克上マインドで機会を作ってきた私やtalikiでしたが「ああ、もうそのステージは終わったんだ、これからのtalikiは連帯と共創によって強くなるんだ」と、過去を否定するのではなく自然と次のステップに踏み出したような、静かな意識の大転換が起きました。

実は3月くらいにNYにひょんなご縁で出張しており、そこでの出会いや学びで「探究と表現」がいかに私の幸せに貢献しており、いかに今の私がそれを出来ていないかを痛感しておりました。

そこで、私にとっての「探究と表現」は、世界平和の実現に対して思考し続けること、そしてそこにコミットする人を全力で応援することであり、それが出来る機会には損得勘定なく立場関係なく踏み出すという意思決定をしました。

その直後に、「talikiはIVSの京都開催に不可欠だ」と何度も言ってくださった萩原さんと、京都でファイナンススキームのディスカッションをしながら酒を飲むという最高の時間を過ごした前川さんがお誘いくださり、以前だったら腰が引けて断っていたところをえいや!と飛び込んだのを覚えています。

結果的に私やtalikiが今まで築いてきた知見・ネットワークと私の知的好奇心にIVSというレバレッジがかかり、費やした時間をゆうに超える経験として返ってきたこと、感謝しかありません。反省もたくさんありますがとにかくやり切った!

IVSに関わってたくさんのエネルギーをいただき、もっと出来ることがあると気付き、ポジティブにしなやかに強かに本業を頑張っていきたいと改めて思いました。

期間中は連絡がつかずご迷惑をおかけしました。通常業務に戻っています。皆様、引き続きどうぞよろしくお願いします!


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