見出し画像

ぐったりweek/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(23.6.11-23.6.17)

入管法改「正」案の成立というイベント週の翌週ということもあって、全体に『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2009)ジャケ写のような顔で過ごした1週間でした。
そんななか、個人的に「ああ……」となった記事はこれ。

6年前のあの事件*の後、ハオさんとグェンさんは一度はベトナムへの帰国を考えた。だが、「いつか日本の友達に、ベトナムの料理を作ってあげたい」と語っていた娘の夢を自分たちが実現しようと、日本にとどまることを選んだ

*千葉県松戸市で2017年3月、小学校の元保護者会長の男が、小学3年のレェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9)=を殺害し、遺体を遺棄した。昨年5月に最高裁が被告側の上告を棄却し、無期懲役の判決が確定した

注記は記事をもとに引用者が構築

「日本とベトナムの懸け橋になりたい」と将来を思い描いていたリンさん。生きていれば、今年高校生になっていた。「料理店が始まり、今後旅館もオープンできたら、きっと喜んでくれるはず」。ハオさんは、ほほ笑む娘の写真を見つめながら語った。

■あと目についたのはこれ

AP通信社などの海外メディアは、2013年から「不法移民」という言葉の使用を禁止している。「行動ではなく人物に対して、一律に『不法』というレッテルを貼るのは正確さに欠けるという判断」に基づいているという

太字も原文ママです

この件、新聞社や放送局などの旧型メディアが知らないはずないと思っていて、そこをあえて「不法」言い続ける愚を犯すのは自他のゼノフォビアにおもねっている以外の解釈はできず、個人的な感想を表すならひとことで、
ダセぇ。

■それではご覧ください、今週の「そういうニュース」その1

■その2

■その3以下略

■そろそろ恒例になってきたUS国務省のアレ

ちなみに去年のいまごろ

おととし

その前の年

もうちょっと世の中的に盛り上がってくれないと注釈の甲斐もないのですが、2023年版のトピックとしては
・ウィシュマさん同様ジャニー喜多川の話が載らないのですーん。って顔になる
・デンマークが3年ぶりにTier1復帰
・ナミビアとスロヴェニアがTier2落ち

■今週のその他ニュース

最後のニュース、それこそ一昨年ぐらいから表面化している潮流ではあるので、苦い顔をしながらでも注目するしかないやつだし、世界はつながっとるな。とも思うのでした。

PHOTO: The Hangover(2009)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?