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週刊外国人就労関連ニュースまとめ(19.11.17-11.23)
たとえばタイでGrab乗ろうとすると選択肢の多さにとまどうんですけどね、という画面キャプチャ。こういうの見ると、かゆいところに手が届くつもりでいる日本のタクシー業界にも未踏の領域はあるよな、って思います。
■先週の日経新聞で「Grabが日本でも使えるようになる」ってニュースが来ていたので、
ライドシェア使用歴長いほうではないかと思っている私としては、ちょっと気になる。って思っていたタイミングで目に入ってきた記事
インドネシアに限らず東南アジア各国、本を読まない印象が強いよなー。って元出版屋としてブコメしにきたら後半の“高まる存在感、多角化する配車アプリ”って一節へ頷く回数のほうが激しく多い俺であった / “長いテキストを読まない!? インドネシアのメディア事情、人気は「…” https://t.co/umZ10yTn3T
— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) November 22, 2019
■今週「なぜか目に入る回数が多かったトピック」もうひとつはバングラデシュ関連。
まあね、これはね、私が勝手にバングラデシュを連想しただけなんですけどね。
同じロジックで「インドの前にまずバングラデシュへ」って言われているんですけどね(本当)なかなかそっちは盛り上がらないですね / “「中国の前にまず台湾を攻めよ」がビジネスの新常識になっているワケ(現代ビジネス編集部) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)” https://t.co/tOHrim6J56
— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) November 22, 2019
■こちらは毎度おなじみ「入管」関連。
“入管庁は新規留学生が減った理由を公式に説明すべき”って識者意見に同感だけど、来春まで某地方入管の審査は甘くなる/別の地方入管は厳しくなる、って今みんなが予測してることとか、表面に出ない要素の多さよ / “来日の留学生6.9%減少 19年上半期、審査厳しく :日本…” https://t.co/0u74NO0nRn
— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) November 22, 2019
元入国審査官の「仮放免だけではなくて、あらゆる入管のほとんど手続きは裁量で決められている」「入管そのものの問題というよりも、システムの問題だ」ってほんそれ祭ですよ / “自殺や餓死者も…限界に達する日本の「入管」の実態を、元職員と長期収容されていた外国人に…” https://t.co/83xfenr0is
— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) November 23, 2019
“国側は入管法などに基づき、「最善の利益は、在留資格制度の枠内で図られることが前提で、法務大臣が考慮すべき一事情にとどまる」と棄却を求める” / 1件のコメント https://t.co/6iYCjbynVX “夢を許されない高校3年生 日本生まれ、在留資格なし:朝日新聞デジタル” https://t.co/zYD0sgwbMW
— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) November 20, 2019
な、「入管」ってざっくり言うくせがつくと「どの」入管のことかわからなくなるよ、って俺が言ってる通りだろ?(ドヤァ) なお牛久ではなく港区港南のいわゆる「地方入管」の話ですって / “東京新聞:入管職員が制圧、収容者が肩負傷 「違法な暴行」と提訴、東京:社会(TOKYO…” https://t.co/tKN5C975xY
— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) November 18, 2019
■あと、個人的には「今まであんまり出てこなかった観点の記事が出てきたウィーク」だった印象がある。
CEFRに言及するテキストがようやく出てきた。俺が言いたいのはそのあやふやなframeworkを「外国語としての日本語」にさらに流用しようとしているキナクササなので、入試英語改革云々の文脈でもっと問題視されてくれい / “東大教授が斬る「大学入試英語の民間試験、延期では…” https://t.co/r8ZJ6QP9AH
— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) November 23, 2019
だいたい3ヵ月前から言ってるんですよ私。CEFRが日本語学習の領域にまではみ出てくるのおかしくないですか、って。
本題じゃないけど、“どの試験を使うかで不公平になると困るのでCEFRを使うことになった。厳密に公正公平かと問われれば課題はあり”云々ってその軽いノリのおかげで日本語能力試験の方面もCEFRに振り回されるんだが / “「20年度、大きな改革ではない」下村博文氏 :日本経…” https://t.co/i6VGqCLKIc
— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) August 30, 2019
“英語の資格・検定試験とCEFRとの対応関係に関する作業部会”に当事者しか居なかった件を衝こうとしてますが、前段(ほかの民家英語試験もあるなかでそこに決まったのか)から追求してほしいんすよね / “民間英語試験導入の作業部会/8人中 利害関係者5人/野党合同でヒアリ…” https://t.co/JCVEqYxrx8
— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) September 29, 2019
なにしろCEFRって何だ。どう読むんだ(セファールです)てな認識に世間が留まっているのは事実なので、まだ当分この話は追い続けないと駄目だろうな。
■北海道にインドからの就労者が増えているという話、たまたま競馬好きなので知っているわけですが。
ここで取り上げられているインド人スタッフは「技能」ビザで来日しており、「技能実習」やら「特定技能」やら、あえて混乱を誘おうとしているのかと思いたくなる名称ですが、それぞれぜんぜん違います(という以上の説明をする気はないんですけどね)。
■あ、北海道で思い出したけど
道新が追ってたやつ面白い展開に→留学生に長時間労働容疑の経営者ら5人逮捕旭川日本語学校(11/7)留学生のバイト給与、日本語学校通し管理不法就労隠す目的か(11/9)留学生、週50時間労働も旭川日本語学校法定の2倍近く(同) / “留学生「タダ働き3カ月」Uberジャパン絶望の現…” https://t.co/Ol46AjLpyA
— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) November 18, 2019
なんだそれ、逮捕された日本語学校に比較的同情的な感想を持っていた俺の立場は笑。
いや、笑ってる場合じゃない。というわけで、Grabで始めてUberに終わる今週のまとめ、以上です。