Amazon Echoの日本向けテレビCMが気持ち悪いかどうかはおいといて。
そもそも「動画をウェブで見る習慣」がいまだに定着しない私ですが「声に出してオーダーする習慣」とも無縁なため、Hey, SiriしかりOK, googleしかり、Alexaしかり、ことさら感想を持っていませんでした。
そんな中、Amazon EchoのテレビCMへの感想がTogetterにまとまっていたのを拝見。ローカライズ前のバージョンはこれじゃない? というのを見つけたので、はてブに投げました。
本題はここから。
10数本のAmazon Echo販促動画を見ていくうちに、アマゾンのいわんとするところ、すなわち「わざわざキーボード入力する必要すらなく」「インターネットを意識することなく」「あなたのライフスタイルが変わるんですよ」という、新規商品にかける熱意を-いまさらとしか言いようがないけど-実感したわけです。
たとえばローストダック焦がしちゃった娘がお父さんに「パパ、ヤバい助けて」ってEcho越しに言う、私が日本版の元ネタとして挙げたやつ以外にも、
「ひとりだちしてホームシックになりそうな娘が子どものころから聴いていた父のフェイバリットソング(フェイセズの“ウー・ラ・ラ”)を聴く」
「可愛がって育てていた豚(!)と離れ離れになったけど引き取られていった先で元気にしてるそいつと映像でつながる」
「サッカーの試合から帰ってきた娘が何もいわず翌早朝-というかほぼ深夜、練習しはじめるのに気付いた母」
いずれも微妙にウザくなりそうな手前で寸止めしていると思ったんですよね。直接娘や息子に語りかけるのではなく、アレクサを介することで「多くを語らず」メッセージを伝えるスタイルが今のCMとして有効なことをよく理解してやがるぜアマゾン、というような。
えーと、つまり何が言いたかったかというと、日本版のCMが微妙だとは俺も思うんだけど、それはアマゾンの責任というよりはCM制作社の腕の問題ではないか。
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