ソーシャル・エクスクルージョン/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(23.6.18-23.6.24)
今週気になったニュースはこちら。
背景の補足はこちら。
死体遺棄で女性が逮捕されるケースには慣れてしまいましたが、それともまた違う状況で。社会的包摂ということばの意味を考えました。
■本質は同じだと思うニュース
■上記の流れに連なる、しかもあまりといえばあまりな話でもっと大騒ぎにしないとダメだろう、と思ったのは次のニュース。
・生活保護の受給対象に外国籍住民を入れたくない
・家賃滞納しているからホームレスだ、つまり受給資格を喪失している
・強制送還されるよ
・親と子で別々に暮らすべき
・などとは言ってない
・通訳が間違って言ったかも
・録音が出てきた……?
なんぞこれ。
■愛知県安城市に匹敵するぐらいの話が鹿児島県枕崎市にもありまして
ニュースの内容もともかく
この言いぐさは禁じないとダメだろ、という前々からの思いが強まります。個別の事案について答えるためにこそ存在する組織だろう。舐められているのは我々ですよ。
■その他ニュース
■サムネイルは『ザリガニの鳴くところ』(2022)から。
故北上次郎の書評にいわく
そう、社会に包摂されない存在がヒロインなので、ついうっかり彼女に感情移入してしまいそうになるわけですけれど、彼女を異物であるというその一事で拒絶する「ふつうのひとたち」側に我々は居る。そのことが伝わってくる作品でした。