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週刊外国人就労関連ニュースまとめ(19.10.20-10.26)

今週は前半に4連休があり、ご近所都市の図書館をめぐる時間が取れたので有意義でした。(連休に慣れない同僚が「お休みの間は何をしますか」って聞いてきたので「アマゾンプライムで映画見て、あとは本を読むんじゃないかな」って答えたら「それいつものでは」って言われたりしました)

■日経ビジネスにわりと穏当な結論で〆る記事があったんですけど、なにしろいまだにたとえば「技能実習関連で不祥事が報道される」→「技能実習なんて制度をいつまで続けるつもりなのか、って怒る」というような反応が大半を占めるわけで、その気分は共有するけど、その先でわれわれはどうあるべきなのか、そのために出来ることは何なのか。を考える空気を醸成したいんですけどね、なかなかね、道は遠い。

■今週は同じトピックを各媒体でどう扱うか、並べて見てみようウィークでもありました。その1「ベトナム人が大量に逮捕されました」という記事。

■その2「外国人の在留資格で技能実習が留学を上回りました」

■在留資格を留学生から就労に切り替える数が増えている、というニュースもあって、そらそやろ。と思うわけですが

とツイートした通り、たとえばね、スリランカから日本語学校に入りたいと言ってくる志望者が軒並みビザ却下されるようになっています、それはたしかに過去「そういうテイで入国するけど実際はアルバイトが目的だった」が積み重なっているから。
それは日本語学校も、バイト雇用社も、なんなら入国を許可する国の機関も黙認してきただけで、今後は厳格に運用するよ。ということなら、ある程度は過渡期につきものの混乱といえるだろう、と個人的には考えます。
一方で、タイから日本語学校に、って志望者もダメだって言われるようになっているらしく、それを耳にしたときはさすがに驚きました。
いまや中国の富裕層が質量ともに日本をはるかに凌駕していることは周知の事実であるように、タイの中間層以上の厚みはとっくに日本を超えており、つまりわざわざタイから日本語学校に来ようって学生さんたちはね、バイトなんかする必要ないんですよ(いや、もちろん例外はあるでしょうけど、国力の比較を考えろ。と言いたい)
認識をアップデートしないかぎり、いつまでもタイといえば象? みたいな「東南アジアのあの辺の貧しい国」止まりで居てしまう。それをまさか入国審査というフェーズでやってるんじゃないですよね勘弁してくださいよ。と……思わず熱弁してしまった。

■なにしろひとの先入観って強固なものだから、繰り返し言い続けなければならないことってありますね。


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