外国人就労に関してこれから読みたい記事
8月中に駆け込まねば。みたいな勢いで、来日外国人に関連するニュースがここ数日続いていました。
外国人 借金返せず不法残留 留学生の過酷な現実(8.30毎日新聞)
「入国在留管理庁」を新設 法務省の19年度概算要求(8.30日本経済新聞)
留学生別科も学生急増「大学付属の日本語学校」進学困難者の受け皿に(8.31朝日新聞)
日本語学校の設置基準を厳格化へ 就労目的の来日防ぐ(8.31朝日新聞)
この領域についての一般的な知識も整理されてきたように感じています。
・海外から日本へやってくる目的が勉強のひともいれば、就労のひともいる、ということ
・その際に諸手続きを代行するエージェントに悪漢がいること
・日本の受入体制が現実に追いついていないこと
・日本語学校が、いわゆる学校と毛色が違うらしいこと
このあたり、1年前は無論、数カ月前と比べても「ああ、そうみたいですね」と答えられるひとが増えたのではないですか。たとえば「留学生の悲劇」というテーマで作文すれば、エージェントという単語を多くのひとが使うぐらいには、仲介者/斡旋業者の存在感は日本社会に浸透してきたような。
一方で、次のような観点はまだ見かけることが少ないと思っています。
・日本入国の際に必要とされる「日本語能力」とはどういうものか
・"国の試験"と"民間の試験"がある
・法務省入国管理局の下部組織に地方支分部局の「入管」が日本語能力の確認を水際で担当している(強制送還云々で出てくる「入管」はまた別の組織)
(法務省入国管理局ホームページから)
日本語能力試験という術語がもうちょっと浸透してくれると、民間で、ほとんど最後発ながら頑張ってますねん。という、目下のお仕事を説明する環境が整うので……もうちょっとの辛抱ですかねえ(既に3年、機が熟するのを待っている私)。