週刊外国人就労関連ニュースまとめ(19.10.13-10.19)

今週は特定技能がはじまって半年たちました。という枕詞つきのニュースが目につきました。(イメージ写真は3年前、ベトナムの最大手書店が日本語書籍コーナー常設しますと言い始めた頃)

■農業

日本農業新聞 - 在留資格　特定技能スタート半年　現場は“様子見”

■造船業

外国人労働者受け入れ拡大半年　造船業界に在留資格「特定技能1号」　申請者 「ずっと働きたい」　企業 都市部集中 懸念も ｜ 長崎新聞

■建設業

特定技能外国人　受け入れ計画59件認定｜建設ニュース　入札情報、落札情報、建設会社の情報は建通新聞社

■外食産業

コメダ、ミャンマーで店員育成 人手不足の日本に派遣 - 日本経済新聞

人数的なインパクトは下のニュースがあったのですが(だからか、報道された量も結構多かった)まあ個人的な感想はツイートした通りですね。無理。

『モス、特定技能３５０人採用へ　ベトナム人、現地で教育：朝日新聞デジタル』へのコメント

モス1社で350人を掲げるのはもちろん自由ですけど、(4月からの外食産業トータルで)“在留資格の審査に時間がかかり、外食の業界団体によると、10月上旬までに特定技能に認められたのは23人”ってところがハイライトです / “モス、特定技能３５０人採用へ　ベトナム人、現地で…” https://t.co/FmvMRgk3JN

— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) October 16, 2019

■日本商工会議所が提出した「要望」はよくまとまっていました。ただ、日本語の達者な外国人が来る前提に立っているあたり、現状認識だいじょうぶか感は否めず。

外国人材の受入れ政策に関する要望について - 日本商工会議所

要望本文ずいぶん丁寧に書かれている印象なのに、日本語能力「育成」観点がきれいに脱落していて逆に(＝正しい接続詞の使い方)目を瞠りました。日本語でコミュニケートできる「外国人材」を前提にしてないかね / “外国人材の受入れ政策に関する要望について - 日本商工会議所” https://t.co/XhTX1Mrpfo

— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) October 18, 2019

■自動車産業は技能実習制度がうまくまわっている事例だと思っているのですが、この連載は「そうはいっても」という現実を教えてくれるので毎回発見があるやつ。

【川崎大輔の流通大陸】アセアンからの外国人自動車整備エンジニア　その3 | レスポンス（Response.jp）

■今週いちばん個人的に考えさせられた記事はこちらでした。

「人助けランキング、日本は世界最下位」英機関　日本は冷たい国なのか　ホームレス受け入れ拒否問題　（飯塚真紀子） - Yahoo!ニュース

ワースト2位のカンボジアにも友人多くいて思うのは、調査方法(「この1ヶ月で見知らぬ人あるいは助けを必要としている人を助けましたか」って聞く)が国民性と相性悪いこともありそうだな、無論それにしても、だけど / “「人助けランキング、日本は世界最下位」英機関　日本…” https://t.co/OlxAQ36vQl

— 鈴岸ゆういち(編集者) (@kissenger800) October 17, 2019