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カネ次第の世の中でござる/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(23.2.26-23.3.4)
いまごろ気付いたんですけど日経新聞無料会員が閲覧できるニュース、月10本だったのが1本になっていたんですね(去年11月からだそうで)。
朝日新聞しかりdegradeに相応の理由はあるんでしょうけれど、速報もアーカイブもカネを払わなければ読まさないぞ。という姿勢、報道の自由なるワードを盾に「社会の木鐸」でござい、って顔を見せるときと整合性はとれているのでしょうか。内心思うところはある、ぐらいの心境を、せめて記者各位には期待したいですが。
外国人労働者にとっても、日本は魅力的な国とは言えなくなりつつある。第一生命経済研究所の星野卓也・主任エコノミストは、最低賃金をベースに日本で働いた場合、自国の何倍の賃金を得られるかを「出稼ぎ魅力度指数」として試算した。2011年と21年を比較すると、ベトナムは38.7倍→20.5倍、中国は7.8倍→3.6倍と10年で大幅に減少した。
みこしの担ぎ手はいまインドネシアの若者たちが中心になっているという。最近はコロナ禍で中止だが、「重かったけど、楽しかった」。
鮎川浜を含む牡鹿地区は12年前の東日本大震災の後、人口が約4500人から2千人へと激減した。若い世代の流出が激しく、高齢化率は5割超だ。半島にある6校の小中学校のうち、この春に2校が閉校する。
神社の安藤秀徳宮司(72)は「日本人だけではみこしを担げなくなりました」と言う。祭りを再開した7年前から、水産会社を通して助っ人を頼んでいる。
■何が言いたいかというと、まあいつもの通りなんですが。
扇情的な記事は概して容易にアクセスできるわけで、選民意識の別名ことペイウォールをどんどん建てていくことでもたらされる世の中、それは本当に我々が望むものなんですか。違うんじゃない?
NHK、特に地方局発のニュースはあっという間に削除されちゃうしなあ。
たとえば上記トピック、農業と漁業だけで認められている派遣形態が可能な背景あって成立する協定なんですけど、PV稼げようが稼げまいが、そういう地味な話も報道されなければ困ると思うんですよね。
派手なニュースこそ大手メディアは囲いたけりゃ囲えばいいと思うんだよな。
■愚痴か。今週は愚痴で終始するのか。
探せばいろんな場所で、いろんな個人が頑張って報道していることは分かるんですけれど。
とはいえ東広島の賠償請求を棄却、ってニュースが毎日新聞で数行しか読めないなか、提訴時(4年前)の千葉日報が検索でヒットするのは腑に落ちない。
■今週のその他ニュース
共同通信のオピニオンが掲載媒体によって読めたり読めなかったりするの、ちょっと面白い。
毎週定点観測しているからこそ気付くことではあるのですが、今週は妙にオーバーステイでの摘発系記事が目につきました。
あとこれ、技能実習制度をどうするか議論が進むなか「実習生受け入れ10年後」なるフレーズを打ち出すの、ちょっと勇気あるよね(ホメてません)。