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国内クルドに向ける視線がヘイトに偏るのはあんまりよね派が思う、有料コンテンツ購入は軽率で良い説

何の話か先に結論を置いておくと

これ、記事単品330円で購読可能なので、無料部しか読めていないが。なんて言わずに払って読めばいいと思うのです。(回し者ではない)

私自身、埼玉南部におけるクルド人云々を最初にネットで目にしたのはヘイトありき、ゼノフォビアありきの言説で、もうちょっとマシな報道は無いんか。と待っていたら7月5日に朝日新聞が

外国人同士でトラブル 搬送先病院に100人集結し混乱、逮捕者も(7/5 20:30)

という記事を掲載したのでようやく言及できたのですが(下記note)、今探しても元記事は取り下げられており、あらあら。

その後、8月30日に週刊プレイボーイ連動ウェブサイトが掲出した内容も個人的には納得しており

自分のnoteでも

少しずつメディアが採り上げるようになってきた川口市のクルド人問題。
いえ、ずっと排外的な声は聞こえてきていたわけですけれど、そういう声はデカいからn=10な気がしても、よくよく見ればなんだn=1か。
と判断していまして、分かったキミたちの言いたいことは分かったからほかのひと? と待ってたんですよ。
その意味、上掲プレイボーイ記事、もちろん筆者のn=1所見ではあるのですが、これまでとは違う見方が提供されている点、一読に値するものでした。

って書いたりしました。

とはいえ本件、圧倒的にヘイト煽り系が優勢なので(お気付きかと思いますがわざわざリンク貼ったりしない程度にはそっちの見方にはそもそも与しない)続報来い! できれば識者!
と思っていたところ、待望の室橋裕和(敬称略)で、冒頭のオススメに戻るわけです。

朝日新聞がどういう理由で一度公開した記事を取り下げたのか、仮に個人ライターがそんなことをやったら名誉を取り戻すのにものすごい苦労するのに。みたいな感想はちょっと横におきまして、330円記事の有料部から、お、いいな。と思ったところを紹介してレコメンド記事を終わります。

クルド人たちのうち、一部が日本に逃れてきたのは90年代のことだ。おもにトルコに住むクルド人が、国内で差別や弾圧を受けていると訴え、難民として申し出てきた。そして親族が親族を呼ぶ流れができて、埼玉県南部に集住するようになる。川口近辺は製造業がさかんで、バブルの頃から外国人の労働力に頼っていたことが背景にある。
彼ら「第一世代」は、異なる親族間の分断はありつつも、日本に溶け込もうと苦労して日本語を学び、まじめにやってきたといわれる。
(中略)
しかし、この「第一世代」は、母国であまり教育を受けていなかった人々でもあった。

いま埼玉で暮らす「第二世代」の子供たちは、日本生まれもいれば、小さい頃にトルコから呼ばれたケースもあるが、そのほとんどは中学校でドロップアウトしてしまう。Aさん(引用者注“クルド人と長年のつきあいがあるという地域の日本人”)が言う。
「勉強しなくても、男は解体で働けばいい。そういう家庭が多いですね。女の子の場合はそもそも学校に行かせないこともあります」
(中略)
教育の場から離れ、社会に浮遊するようになったクルド人の子供たちは、日本語での会話こそなんとかできるが、読み書きはおぼつかない。クルド語もトルコ語も中途半端だ。身体の中でしっかりした言語が確立しないまま育ち、勉強どころか親とさえうまく意思の疎通ができないストレスを抱えている。
(中略)
クルド人のBさんが言う。 「埼玉にはけっこうヤンキーがいるじゃないですか。彼らに憧れるクルドの若者もいるんです」
そしてファッションを真似し、不良化し、迷惑行為で自らをアピールする。商業施設に花火を投げ込んで逮捕された中学生もいた。鑑別所に入所している子もいる。さらには「2世の中には日本社会を恨んでいる子もいる」とBさんは呟く。 「本来は自分の境遇を生み出した親に怒りを感じるところなのでしょう。でも親族のつながりが強いことや家父長制の社会だからか、そうはならない。小さい頃に学校に馴染めなかったり、いじめられた経験もあるのでしょうが、俺たちがこうなってしまったのは日本のせいだと考える子もいるんです」

……いかん、全文引用したいぐらいだ。


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