週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.2.9-20.2.15)
"Busanhaeng" (2016) photo by courtesy of IMDb.
新型コロナウイルス、COVID-19の猛威おさまる気配ない昨今、中国本土での1月2月に予定されていた日本語試験開催が当局指示で中止に。ってことはどういうことかを日本社会が考えないといけないと思うのですが、今のところ目の前の防疫の話で手一杯ですね、われわれ。
■年末に集計を締めたデータ由来の記事が都道府県単位でアップされる季節。
■外国人労働者が増えています、今後も増える傾向が続くと思われます、共生の意識を持って。云々の報道は、やっぱりCOVID-19の話とセットで受け止めるべきではないのか。と個人的には感じるんですよね。
焼津市にある車の部品を作る会社では従業員約100人のうち、浙江省からの技能実習生はその1割にあたり、現在は9人が在籍しています。入国拒否の影響で浙江省からやって来る大切な戦力を欠いてしまうかもしれない事態です。
「今後、5月、6月に入国予定の技能実習生もいるので、その子たちが来れるかどうか、見通しが立たないので心配です。なかなか今、人材が確保できない中で技能実習生はすごく戦力になっています。この子たちがいないと、仕事もうまくまわらない、依存している状態にあります」
...浙江省からの入国拒否がこのまま続けば、一時帰国した技能実習生は日本に戻って来ることは出来ません。企業側も、技能実習生もしばらく不安を抱えながらの日々が続きそうです。
■いたずらに不安になる必要はないけど、って思ってたら、つい先ほど目に入ってきたツイート。
とりあえず映画『コンテイジョン』(2011)と『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)ぐらいはこの御時勢下で再見しておくといいのでは、とは思ったりします。
シリアスなトーンの前者はもちろん、ゾンビ映画特有のユーモラスな描写に目がいきがちな後者も、情報が断たれたときわれわれが頼るのは何なのか。とか、情報を隠そうとするムーブが権力のデフォルト設定だよなあ。とか、いろいろな学びがあると思うんですよ。
……いや、正直に言おう。私は『パラサイト 半地下の家族』(2019)キムさんちの息子ことチェ・ウシクが何の役で出てたか、気になって見直したのだ、と。
■日本語関係で興味深かった記事3本
■毎週こんな記事を紹介している気がするけど
■先週のまとめを公開した直後に、え、そんな発表されてたの? 先に言ってよー。ってなった話。「約30年ぶりの大幅な審査方法の変更」というインパクトはある。