週刊外国人就労関連ニュースまとめ(19.9.29-10.5)
外国人就労という局所的な話というより日本社会そのものに関わる事象として扱われるようなトピックが目立った一週間でした。と書き出しながら、まずは先週紹介済の記事再掲から。
このNHKニュースと同日、日経新聞も記事化していたことに遅ればせながら気付いたんですが、いわゆる「識者コメント」をまったく同じ先生に採りに行っていて、さすがにそれはどうかと思った、という感想が言いたかった。ほかに人が居ないジャンルじゃないのにー。ねえ?
■外国籍児童の不就学問題がようやく可視化されつつある件
文科省のデータ公開をトリガーに各メディアが一斉に報道、という構図ですが、個人的には「文科省が把握できる範囲の情報は実態のごく一部にすぎないのではないか」と感じています。ただ、まあね、ここからでも始めないと、という意義はある。
文部科学省-報道発表資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/09/__icsFiles/afieldfile/2019/09/27/1421569_001.pdf
同-調査結果
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/09/__icsFiles/afieldfile/2019/09/27/1421569_002.pdf
■入管でハンストの結果死亡者が出ていた件
■鳴り物入りで始まった特定技能制度の現状。
■その他、目についた記事
3つ目に挙げた日経ビジネス10/1付「その数300万人以上、日本はすでに“移民社会”」は、ナショナルジオグラフィック8/5-9記事の転載なので、全編下記から読めます。
外国人の就労という、もっと広く知られるべきと思っているトピック周辺で仕事をしている人間としては、川端裕人という書き手が関心を持ってくれたのは実にラッキー、というツイートをしたことがあるのですが(小説家としての代表作は『銀河のワールドカップ』2006かな。アニメ化もされたし)、とりあえずどんな感じの書き手なのか、どういうアプローチをする人物なのか、は下記リンク先から読んでいただくのがいちばん良いと思います。