「はじめてのおつかい」からの連想がたぶん俺だけ辛気臭かった件/週刊「外国人就労関連ニュースまとめ」(22.4.17-22.4.23)
ネットフリックスで配信はじまった日本テレビの長寿バラエティ番組が海外で話題に、という記事が立て続けに現れ
どっちかというとあの番組が好きでない人間だから、なのかもしれませんけど私が最初に連想したのはウィキペディアに「千葉小3女児殺害事件」と項目が立てられている5年前の出来事で。
なんかね、リアリティショーってテイだけど、本当にあれに「リアリティ」は残ってるのか。って思ったんです。
安全な国ニッポンという神話は、経済力が沈下するわれわれにとってせめてもの母国アゲ要素だけど、先々週の当欄で紹介した下記エピソードといい「そりゃ一定数の例外はあるだろう」って顔で澄ましていて大丈夫なのか。貧すれば鈍する、ってなってない?
■ってドンヨリしてたタイミングだったので痛快な読後感に喝采送りたくなったやつ
記事を読んで、日本なのに異国ができてしまう! 治安が! みたいな心配をするひとたちも当然いるわけですけれど、彼らの在留資格は基本1年更新の在留特別許可としての特定活動なので、それこそ一定数は在留資格ナシの長期滞在者に変じるリスクはあるとしても、ほとぼりさめりゃ帰国しますよ。
むしろ、来日した初期設定が「逃げ出したくなるような技能実習制度」な問題を直視すべきだし、なんなら文春の当該記事前段は、西成区の土地が中華系資本に買われている、というところにあるので心配ポイントがちょっと違うんじゃないか。
■私たちの子や孫が、経済が発展して追い抜かれた未来にベトナムの同世代と仲良くやっていくには。って視野は持っておくほうがいいと思うんです
■むろんベトナムに限った話ではありません。世界はなんだかんだつながってる
このあたりに関連して、立憲民主党の衆院議員が興味深いツイートをしていたのですが、まだちょっと静観。
■今週のその他ニュース
■なお、サムネイルはニューヨークタイムズの論説委員が書いた記事から
いちばん面白く読んだのは、筆者の6歳の子どもと一緒に見てたら自分より年下のキッズが自分には決して許されないであろう「冒険」をして、その達成感に輝く顔にものすごくジェラシーを感じていた。という一節でした。