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#技能実習生
国民の一般的な宗教的感情を害したから有罪。とされた件その後/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(22.12.4-22.12.10)
2020年11月の第一報を知ったときの本noteにおける扱いを確認したら「外国人がコロナを持ち込んでくる」とされていた当時の日本社会の空気を伝えるニュースにまぎれて「妊娠・・・言えない 外国人実習生『解雇が怖い』」と題した熊本日日新聞の記事を引いていました。 あれから2年。 一審で「懲役8月、執行猶予3年(求刑懲役1年)」 二審で「懲役3月、執行猶予2年」 と、異国で孤立出産せざるをえない境涯になった女性を犯罪者扱いする国は、どう結論するのか、という記事が今週出ました。予告
ひとり足りない? と思ったけどそんなことはありませんでした/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(22.11.13-22.11.19)
比較的大きなニュースが多かった今週ですが、個人的に目についたのは速報以降の情報があまり出てきていない、下記の件。 入管といえば悪。のイメージが決定的になったのは2021年3月、がファイナルアンサーでもういいですよね。 あれも悲運の主人公たるウィシュマ・サンダマリさんの「若い」「女性」「報道で何度も使われた目を引くビジュアル」がなければ浸透しなかった、そう思うんです。誰もそこに触れないことが、ルッキズムというやつで。 イタリア人の男性という今般のニュースにおいて、「国籍」属
大学を退学した外国人留学生の7割は不法滞在者に(=韓国の話)/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(22.10.2-22.10.8)
日本国内のニュースが意外性に乏しいやつばっかりなので意識的に海外のトレンドを見ていたのですが、最初に目に入るのはお隣の国。 ちょっと前までの韓国なら「外国人留学生」といえば中国からの流入を指していたはずが、今回の記事まわりを見ると国籍もバラエティに富んできているようで、なるほど日本に似た感じ。 ちなみに「これからは外国人高度人材が必要だ」ってものすごく既視感ある記事が出ていたり 農業や漁業の労働者が不法滞在化しがち。って話とか、本当にお隣だな。 ■ふーん? って思った
ベトナム労働・傷病軍人・社会事業大臣の発言について/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(22.9.18-22.9.24)
今週はこれといって大きなニュースもなかったので、共同通信グループの見出し“円安で在日労働者3割減収、労働相が懸念”、これがひとたびPV稼ぎに走ると某誌某氏によるアオリ記事“「技能実習生の税金は免除して」日本がベトナムに足下を見られてしまう本当の理由”、こうなる。 という残念な話でもしますか。どっちも元ネタはベトナム語の以下の記事。 原文と日本語記事を並べたとき、ん? となるのはこの一節。 ええと、「日本側は、レストランサービス、ホテル、運転手、サービス、都市鉄道や高速列車