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移民国家としての日本

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マガジン名称を「海外事業を編集する」から変更。 ヘッダ写真はダナン@ベトナム
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2024年10月の記事一覧

投票日は「選挙行った?」以外のイントロがないの/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.10.20-24.10.26)

まずはみなさま投票行ってもろて。気を付けないと営業時間短縮のお知らせがこっそり出てますよ。民主主義の維持、それを望まない層との「対決」になってきてますね。 個人的にはほっこりニュースに分類していいやつもありつつ、まずは選挙権を持たない彼らの分まで権利は行使しなければ、という。 ■毎度開票直後に落胆する勢、しかしあきらめない勢、とりあえず今回もやることはやった勢。なのでまた来週ごきげんよう

Go Vote (relentlessly)/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.10.13-24.10.19)

選挙活動が始まるなか、川崎市があらためて言うけど。という喚起を公表していて、うむ。川口市に限らず、みんな真似すればいいのに。と思いました。 ちょうど昨日、「特定の国の出身者」disではないから問題なかろう、と言わんばかりにエセ愛国を掲げる候補者の全方位ゼノフォビア演説が耳に入ってムカムカしていたのですが、ローカル駅前で誰もその自称政策チラシを受け取ろうとせず、そこだけは慰めになりました。 政党でいうと除籍・除名問題で株を下げている共産党、外国人の人権尊重という観点では非の

親の因果は子に報うべきか/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.10.6-24.10.12)

タイトルだけ見て「またおまえか」と思い「あ、マライさんなの」ってくだり、私以外のひともやっていたらしいことがまず面白かった文春テキスト。 ドイツ固有事情を描く文を日本でも他人事でなく読めてしまうあたりが筆者ならではで、どういうことかというと ■今週見逃せなかったもうひとつの記事 ケチケチしながら「人道上配慮」を恩に着せる報道(下記)と照合すると、上述34名は全員「親のせいで仮放免状態のまま」っぽいですが、そもそも親を選んで生まれてくるわけにいかないのに、どういう理路なん

今週のクルドヘイト。を紹介する前に/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.9.29-24.10.5)

十年単位で読んでいる、とあるウェブサイトの日記。ぜんぜん知らない男性の(初登場時は小学生だった)息子娘がそれぞれ家庭を持ち、子が生まれ、クセ強かった父は急逝し。みたいな市井の大河ドラマを定点観測していると、そういえばこの筆者、川口市在住だったな。 と最近の記述に思い出すことがあり……てな文脈で紹介されるのは不本意かと思うので、あえて引用元URLは割愛するのですが、こんな感じの本文。 引用分量が増えたお詫びに、筆者の単著を紹介しておきます。 ■さて今週のクルド