マガジンのカバー画像

移民国家としての日本

320
マガジン名称を「海外事業を編集する」から変更。 ヘッダ写真はダナン@ベトナム
運営しているクリエイター

2024年2月の記事一覧

関連ニュース豊作1週間/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.2.18-24.2.24)

先週と打って変わってあわただしい1週間で。個人的にはその筆頭は九州ローカル話題に留まっている下記の件。 技能実習制度において監理団体がいかに基本的人権というコンセプトを認識できていないか。の事例がまた追加かよ、という理解をしていたら、最後のRKB報道が指摘しているように 「勾留する必要ないよね?」「いや、逃げるだろ」 てなやりとりが司法とあったようで、まあまあ続報への興味が涌きます。 ■それでいうと埼玉ローカル話題が順当なのにネット経由でいたずらに可視化されることでヘイ

ふつうに移民社会/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.2.11-24.2.17)

世間を揺るがすようなニュースはなく、海外から日本へ出稼ぎに来る人たちが物語の主人公な話はあちこちで見ることが出来て、それって日本がしみじみ移民の国になった証拠では。というような1週間でした。たとえば? こんな感じ。 漁の再開にインドネシアの弟子が不可欠だ。 縫製工場の再開はインドネシア人従業員なしではありえない。 旧正月を祝うのは中国人だけでなくベトナム人もいっしょ。 介護の現場にインドネシア人がいない姿なんてもう想像もできない。 造船もインドネシア人、中国人がいて

外国人の受け入れ人数が増える「課題」/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.2.4-24.2.10)

去年4月に観測気球として打ち上げられた技能実習「廃止」報道がようやく確定した今週でした。 ちなみに去年4月はこんな。(在りし日のイ・ソンギュンを添えて) つまり良いんですもう、そんな分かってた話は。 今週、もっと注目すべきは、下記の件。 個人的には最後の移住連の資料の一節に共感しています。いわく、

おはずかしい話/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.1.28-24.2.3)

信濃毎日新聞の社説が良かったので全文引用したいぐらい。 この件、裁判で確定してるんだから。を金科玉条として掲げる勢が勝ち誇っているわけですけれど、底にあるのは太字部分のマインドですよね。「論争の対象になった」から撤去します、その言いがかりは誰が付けたのか。 そこを見て見ぬふりするのって……ハズカシくない? ■それでいうと川口市の話も同じで これ「異例の訴え」でもなんでもなく、たとえば2020年12月 近いところだと2023年9月 なお後者の記事は、媒体が望む言説に曲