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移民国家としての日本

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マガジン名称を「海外事業を編集する」から変更。 ヘッダ写真はダナン@ベトナム
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2024年1月の記事一覧

recording in progress/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.1.21-24.1.27)

飽きないねえ。という感想に尽きる話題が少しは盛り上がっていたんですかね、今週も。 私自身は大坂なおみを推す者なのでこの話題にはほとほと飽きているのですが、たとえばそう、フィリピン人の母とガーナ人の父を持つ新宿生まれのサッカー選手とかの話も、もはや記憶の彼方ですか、日本社会。  ■記憶を葬る罪、ごまかそうとするハズカシさ 何がダメって過去の恥ずかしい行為を隠したい、かっこつけさせてくれ。って本音をごまかそうとするところですよ。その全部がミエミエで……え、恥ずかしくないです

ニュース本文が読めないのはニュースなのか/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.1.14-24.1.20)

今週いちばん興味深く読めそうだった記事といえばこれ。 何度も繰り返している持論ですが、ペイウォール(=おまえがカネを払わなければおまえに教えることはないんだの壁)の建て方がお粗末な媒体って、届くべき範囲に情報を広げる力を持てないんですよね。 全国紙、ブロック紙、地方紙ってヒエラルキーはネット時代には有害でしかない発想なので、それこそ文春が自社プラットフォームではなくnote有料版を活用しながらスクープを広くしらしめている手法に学ぶところはあるのでは。 ……みたいな、記事本文

抗議の形いろいろ/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(24.1.7-24.1.13)

1.1大震災、という呼称をローカル紙で見かけましたが、いわゆる能登半島地震から1週間が経ちました。 こんな感じの報道もあれば こういうのとか 能登半島地震、埼玉のクルド人ら炊き出し「助けるのは当たり前」 栄養価が高い食事4千食、カイロ、防寒着など提供へ トルコ地震で日本に支援され「恩返ししたい」」 キッチンカーで駆け付け被災者ら感謝|埼玉新聞|埼玉の最新ニュース・スポーツ・地域の話題埼玉県唯一の県紙「埼玉新聞」のニュースサイト。さいたま、川口、川越、熊谷、春日部、越谷

自分の中のヘイトを煽られるな/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(23.12.31-24.1.6)

2024年になって早々、いろいろなトピックが起きた1週間でしたが、個人的に気になっているのは、とある事象への報道のあり方。 これ、6時38分に出た後者を否定する23時29分の記事が前者なんですけど、いまだ何がどうだったんだか分からないなか、後者を見た瞬間に噴き上がったひとたちの負の感情、怖くないですか。 その誘発または暴発のトリガーを引くことがメディアには出来る、そこへの無自覚がオソロシイのはもちろんのこと、「こういう構図」が起こり得ると、我々は既に学んでいてしかるべきでは