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移民国家としての日本

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マガジン名称を「海外事業を編集する」から変更。 ヘッダ写真はダナン@ベトナム
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2023年3月の記事一覧

戦後25件目の破棄自判無罪(於最高裁)/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(23.3.19-23.3.25)

タイトルの戦後25件目云々は弁護士先生ツイートが出典です。 みんなたちが「字がキレイ」とホメてたやつのその後 さて。本件の発端は2020年11月です。 本連載が週刊「外国人就労関連ニュースまとめ」を名乗っていた当時、世間の空気はどんなだったか。今週も相変わらずニュース見出しにベトナムという文字が躍る日ばかりでしたという書き出しで、あー未だ群馬のアニキというフレーズが登場する前か、そうか。 その他ニュースとして熊本日日新聞の記事を取り上げているのですが、当該記事は例によっ

竜頭蛇尾/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(23.3.12-23.3.18)

「え?」と思ったニュースが「えー?」で終わる回。が複数あった今週でした。 上記は3/13(月)に提起された事象が、3/17(金)にあっさり結論めいたところに至った珍しい例ですが、3/15(水)に下記の報道が出た件、イメージ写真がないとぼんやりし見過ごしてしまうんですが 去年9/7(水)の絵ヅラに見覚えあるひとは居るのでは。 ただ、事の発端は一昨年の12/4(土)記事にさかのぼることが出来まして(なんなら鎖につながれた話そのものは10月に起きており)つまり丸々1年半かけて

Forget-me-not/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(23.3.5-23.3.11)

昨日公開されたTBSの記事が目についたので、その話から。 このトピック、昨年11月の第一報時には何もかもが不明で その後の公式見解も内容無いまま世間が忘れるに任されていたんですよ。しつこいことでは定評ある当欄、そこはさすがで(=じまん) 現地イタリアの新聞社サイトを自動翻訳で読んで、納得していました。 今回のTBS取材は「みんなが忘れていた件を追ってエラい」という感想と「途中で異なるパースペクティブの話を入れるのはよくない」という感想が相半ばしましたが、それ以上に、主

カネ次第の世の中でござる/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(23.2.26-23.3.4)

いまごろ気付いたんですけど日経新聞無料会員が閲覧できるニュース、月10本だったのが1本になっていたんですね(去年11月からだそうで)。 朝日新聞しかりdegradeに相応の理由はあるんでしょうけれど、速報もアーカイブもカネを払わなければ読まさないぞ。という姿勢、報道の自由なるワードを盾に「社会の木鐸」でござい、って顔を見せるときと整合性はとれているのでしょうか。内心思うところはある、ぐらいの心境を、せめて記者各位には期待したいですが。 ■何が言いたいかというと、まあいつもの