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移民国家としての日本

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マガジン名称を「海外事業を編集する」から変更。 ヘッダ写真はダナン@ベトナム
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2022年9月の記事一覧

ベトナム労働・傷病軍人・社会事業大臣の発言について/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(22.9.18-22.9.24)

今週はこれといって大きなニュースもなかったので、共同通信グループの見出し“円安で在日労働者3割減収、労働相が懸念”、これがひとたびPV稼ぎに走ると某誌某氏によるアオリ記事“「技能実習生の税金は免除して」日本がベトナムに足下を見られてしまう本当の理由”、こうなる。 という残念な話でもしますか。どっちも元ネタはベトナム語の以下の記事。 原文と日本語記事を並べたとき、ん? となるのはこの一節。 ええと、「日本側は、レストランサービス、ホテル、運転手、サービス、都市鉄道や高速列車

線路に立ち入ったり子猫を食べたり/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(22.9.11-22.9.17)

意識して穏やかなタイムラインを作っているせいで、話がすっかり終わってから知ったのですが、今週そんな話題があったんです? 盛り上がってた? 「真偽定かでない言説にカンタンに反応してしまうおれたち」は世界共通だな。と思った別件があって このまとめ、おれたちが影響を受けるのは仕方ない、メディアはちゃんと仕事しろ。みたいに落ち着いていて、気持ちは分かるけど「おれたち」無罪にも限度はあると思う派です。 ■たとえば このニュース、経緯がいちばん詳しいのはこちら。 2013年  

鎖で拘束したがあれは冗談だった/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(22.9.4-22.9.10)

そこそこ話題になったので追加の解説も要らないと思いますが、記録の意味を兼ねて整理しておきます。 2022/9/7 8:30 西日本新聞の上記報道になかった学校の反論を伝えたのはNHK。 2022/9/7 17:37 ちなみにこの話を4月に伝えているのは出井康博というジャーナリスト。 2022/4/19-4/23

ネットウケするトピックとか/週刊「移民国家ニッポン」ニュースまとめ(22.8.28-22.9.3)

まあまあ盛り上がった今週の下記トピックを見て私が抱いた感想は、「留学生」って単語から連想されるイメージが相変わらず人によってバラバラだよねえ。というものでした。 ・留学生とは大学生のことで ・つまりいわゆるハイスペック人材だから ・彼らが来ると日本の技術が流出するおそれがあって ・それはつまり(ここでもっぱら特定国への誹謗中傷が入る) ・それぐらいなら日本人学生の待遇を改めるべき みたいな声がネットのとある界隈では大きく響いているようで、ふーん、そういうものか。って思いが