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移民国家としての日本

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マガジン名称を「海外事業を編集する」から変更。 ヘッダ写真はダナン@ベトナム
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2020年10月の記事一覧

週刊「外国人就労関連ニュースまとめ」(20.10.25-20.10.31)

今週はもう、群馬県太田市のことで頭がいっぱいですよ。おかげで横山秀夫D県警シリーズを自宅本棚から探す旅に出かけることになったり(見つかりません)上毛新聞ウェブサイトのクリック回数がこの1週間でうなぎのぼったり。 ■第一報はこれかな。見出しの「19人」は住んでた人数で、この時点の逮捕者は「2人」。10/26 12:44(共同通信) で、13人逮捕というアップデートが翌日付の日本農業新聞に。 「11人が不法残留、2人が旅券不携帯」 「11人は容疑を認め、2人が否認」 「13

週刊「外国人就労関連ニュースまとめ」(20.10.18-20.10.24)

今週はセンセーショナルな記事が多かったですねえ。 NHKにしてはずいぶんポップな見出しだな、と思ったら記事で紹介されている、NPO法人代表のひとのセンスみたいでしたが。ただ、たしかに現場のひとの口からぽろッとこぼれてきそうなフレーズではある。 「彼らは『受け入れ先から暴力を受けた』『実習先の企業から退職するよう迫られた』と訴えて、私たちに助けを求めに来ています。新型コロナウイルスの感染が続く中で、そうしたベトナム人が後を絶たないんです」 そして吉水さんは、「駅に捨てられた

週刊「外国人就労関連ニュースまとめ」(20.10.11-20.10.17)

突然ですけど欅坂46のラストライブが見れませんでした。って話から始めていいですか。仕事がイヤな感じに立て込んでいるせいなんですが、それはまあいい。よくないけど。 ええと、「黒い羊」って楽曲がありまして、そのエンディングが新解釈だったらしいと聞いて、ずっと頭に引っかかっているんです。 なるべく手短に書くと、この曲のおかしな-ユニークネスでありアイデンティティでもある-ところって、最後まで孤立や絶望が解消されないところだと思うんですね。それが今回のラストライブではハッピーエンド

週刊「外国人就労関連ニュースまとめ」(20.10.4-20.10.10)

先週更新をナイジェリア映画『オロトゥーレ』(2019)を見たよ、という日記で始めたのに味をしめて、今週も別の映画『ジョイ:闇と光の間で』(2018)コメントで幕をあけることに。両親がイラン国籍のオーストリア人という監督によるフィクションです。 『オロトゥーレ』はナイジェリアで売春によって生計を立てている女性たちが、ヨーロッパに行けば今よりもっと大金を稼ぐことができるはず、だから借金を背負ってでも私は行きたいの。という話でしたが、この『ジョイ』はナイジェリア出身の売春婦たちが

週刊「外国人就労関連ニュースまとめ」(20.9.27-20.10.3)

父さんな、ナイジェリア映画について知ったかぶろうと思ったんだ。ってnoteを書いたぐらいにはナイジェリア映画ブームを通過している私なので、ネットフリックスのマイページ新着に『オロトゥーレ』(2019)というナイジェリア映画が表示されたのも、まあ納得。日本で何人ぐらいこれ表示されとんねん。と思いはしましたけど。 それでね、なかなかの力作ではあったんですけど、あの、だいじょうぶです、外国人就労関連ニュースってトピックを忘れたわけじゃないので! ネトフリ公式のことばを借りれば「人