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移民国家としての日本

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マガジン名称を「海外事業を編集する」から変更。 ヘッダ写真はダナン@ベトナム
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2020年5月の記事一覧

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.5.24-20.5.30)

先週も触れたんですけど、最近ニュース見出しに文句を言うことが多いなー俺、という自覚。たとえば(見渡して) この見出し“技能実習生にコロナ影響 「もういらない」来日かなわず”。奥さんコレどう思わはります? 来日かなわず、って書いてあるから来日前に「もういらない」って言われた、ことはよく読めばわかります。 って奥さんはそない言わはるけど、人は見出ししか読まないSNS時代において、読者に読解力を求めたらあきませんやん。  技能実習生にコロナ影響「もういらない」 って文字列前半が目

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.5.17-20.5.23)

今週はいつもと比べて盛り上がったニュースが多かったですねえ。 ■筆頭が19(火)のこれ 驚くほどのスピードで注目を集めていく様子に、解せぬ。と私が思ったのは、ほかでもない本noteで似たような話をほとんど毎週紹介しているから。自分でも把握していなかったので、さかのぼって表にしてみた。 冗談でなく、連載コーナーを持ってる大人気の先生かよ。と言いたくなるほど「入管ひどい」が主題の記事は珍しくなく、かつ、そのどれもが「ひどさの度合い」でいえばどっこいどっこい。 なのになぜ引用

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.5.10-20.5.16)

首都圏在住、かつ決死の思いで電車通勤せざるをえない勢なので、今週と先週までとはずいぶん社会の雰囲気に変化があったと思っているのですが、こと外国人就労関連ニュースというカテゴリに関していえば、んー変わりばえしねーなー。という私見ですおはようございます。 ■たとえば私が言うところの「いつかしっぺ返しにあうためのフラグを一生懸命たてているんですよね」系ニュースあれこれ ■なかでも「そんなことやってるんだからバチがあたってもしょうがないよ昔のひとはいいこと言ったね、お天道さまがゆ

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.5.3-20.5.9)

新しく配属されそろそろ1ヵ月になる部下、いまだに技能実習と特定技能と特定活動の違いがピンと来てない節があって、落ち着いて考えれば分かるけど逆にいうと落ち着いて考えなければキャベツとレタスと白菜を取り違えかねなかった男子高校生の頃の自分を見るようです。 ■今週いちばん大きな「は?」が出たニュース ・在留期限を過ぎて不法に滞在していたとしてベトナム人の男ら3人が出入国管理法違反の疑いで逮捕されました ・3人は在留期限が過ぎているにもかかわらず半年~1年あまりにわたって不法滞在

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.4.26-20.5.2)

先週トップで言及したニュースの再掲から始めたいのですが これ、監理団体の責任だけでなくむしろ彼らを監督する外国人技能実習機構(OTIT)って団体の責任問題だろ! と書いたんですよね先週のnoteに。 そしたらその公開直後に中国新聞が“処分軽減「まさに忖度」日立元実習生ら批判”という記事を掲載していたことに気が付いて。 詳細はリンク先どうぞ。「(OTITは)認定取り消しとするよう出入国在留管理庁などに報告したが、最終的な処分は改善命令だった」。 なるほどそれが本当なら俺謝罪