マガジンのカバー画像

移民国家としての日本

307
マガジン名称を「海外事業を編集する」から変更。 ヘッダ写真はダナン@ベトナム
運営しているクリエイター

2020年3月の記事一覧

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.3.22-20.3.28)

世間的にも盛り上がっていた和牛の話ですけど、いや違うやん水田くんキミの話やないねん要らんこと言い出さんといて。 あのニュースで個人的に気になったのは、人手が足りなくなることは明確なのでその手当てをどうするか。の一案として記されていた部分でした(太字は引用者、つまり私のしわざ)。 出入国規制で外国人技能実習生の受け入れの見通しが立たない問題については、スマート農業の推進、JAによる人員派遣などの支援策を盛り込む方針だ。 「JAによる人員派遣」って誰を派遣するんですか。もし

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.3.15-20.3.21)

先週届いた世界的ホテルチェーンからのダイレクトメールに「へー」って思っていたら、同業他社が同じフォーマットで同じ内容のDMを続々と送ってきて、なるほど事実がどうあれタイミングを誤ると猿真似って言われるやつ。という学びがありました。 ■せっかくなのでマリオット「CEOからのメッセージ」について リンクトインに公開した原文を訳してインターナショナルな顧客に送ったのが3日後。内容は、企業としてのスタンスを明示しながら現在の取り組みを説明する、それ自体はあたりまえのことをあたりま

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.3.8-20.3.14)

9年前の3月11日を経験しているから今回の〇〇不足騒ぎ、既視感ある。というようなツイートを見かけた気がするのですが、たしかに「これが初めてのことじゃねえし」認識が俺たちに落ち着きを取り戻させることってあるよね。となぜかタメ口で始まる今週……。 ■今週目立ったのはこういう系のニュース 気付くの遅いっすな。ぐらいが個人的な感想ではあるのですが、一方では <新型コロナ>中国実習生に退職通知 越谷の会社 感染拡大を理由に 新型コロナウイルス感染症の拡大を理由に、埼玉県越谷市の製

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.3.1-20.3.7)

毎週COVID-19の話を枕にしているような気がしますが、実際は今日が4度目だったので人の印象はアテにならない。あるいは俺の言うことはアテにならない……うん、後者っぽいな。 ■日本農業新聞の見出し「春の人手不足」がパン祭っぽいけど笑うところではなかった 入国拒否とか簡単に言っちゃうひとが多いんですけど、それが自分の生活にどんな影響を及ぼすか、実際に影響が出てみないと想像もできないのはさすがに人生の経験値が低すぎるだろ、と思うんですよね。 実習生が来ない場合、農家は日本人

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.2.23-20.2.29)

俗に泥縄といって悪いことのように笑うが、ドロボーを見て縄をなうなら立派なものである。ドロボーが去ってから縄をなっても、まだ立派なものである。次回のドロボーに間にあう。-山本夏彦『泥縄のすすめ』 いや、どう書いても不穏当な前置きにしかならんな、と思う昨今なので、先人のことばを引用してみました。 ■COVID-19渦が外国人就労関連にもたらすニュースあれこれ 最後の1本は「TOEICが中止になった」というもので、一見関係なく見えますが、既報の通り中国における民間日本語試験は