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移民国家としての日本

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マガジン名称を「海外事業を編集する」から変更。 ヘッダ写真はダナン@ベトナム
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2020年2月の記事一覧

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.2.16-20.2.22)

新型コロナウイルスことCOVID-19、政治的な信条や社会的な地位に忖度することなく平等に襲い掛かる一点において畏敬の念を抱かざるをえない。天平の疫病大流行ってwikipediaにいわく「737年6月には疫病の蔓延によって朝廷の政務が停止される事態となり、国政を担っていた藤原四兄弟も全員が感染によって病死した」。1300年近く前のわれわれの右往左往がいまこそ身近に感じられる、そんな1週間でした。 ■今週もっとも読みごたえがあった記事 無料部は他媒体も報じている事件のファク

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.2.9-20.2.15)

"Busanhaeng" (2016) photo by courtesy of IMDb. 新型コロナウイルス、COVID-19の猛威おさまる気配ない昨今、中国本土での1月2月に予定されていた日本語試験開催が当局指示で中止に。ってことはどういうことかを日本社会が考えないといけないと思うのですが、今のところ目の前の防疫の話で手一杯ですね、われわれ。 ■年末に集計を締めたデータ由来の記事が都道府県単位でアップされる季節。 在留外国人県内7208人 伸び率は最高13・9% :

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.2.2-20.2.8)

似たような話の多い界隈だけに、定点観測しているからこそ見える「そんなことになったの?」事案も多いのですが、今週はその傾向顕著ウィーク(勝手に命名)でしたね。 ■極悪非道みたいな字面の、たとえばこの記事。 20/2/6に伝えられたこの話、逮捕時の20/1/16にはもう少しだけ、詳しく書かれていました。 これによると人材派遣会社の「元社員の男」と、ネパール国籍女性も、行政書士とともに逮捕されていたようなので、起訴が遅れているだけなのか、それとも不起訴になったのか、その辺は現

週刊外国人就労関連ニュースまとめ(20.1.26-20.2.1)

前週日曜~土曜で区切り、日曜朝に書いて発信するスタイルでやっていると日曜の記事を忘れがち。という気付き。 ■とはいえ先週金曜記事を見逃してた言い訳にはなっていないことは、うん、知ってた。 日本語教育に関してイニシアチブをとっているお役所は文化庁でして、目下もっともアツいトピックはふたつ。 ひとつは「日本語教師の国家資格」、もうひとつが上の記事でいう「日本語能力の共通指標」です。 外野からは無責任なことを言える、というポジションを存分に活かしながら申し上げるのですが、どっち