☆「駄目」は「よし」の元。
こんにちは~~~~!
もう「暑い」って言いたくない日の連続。
でも、今年は暑くなるのが遅かったから、割と早く涼しくなるんじゃないかな~~~と期待。
でもいくら暑かろうが、食欲は全く減退しないんだなこれが。
ファングスんこの所、ずっと「駄目だし」って言葉を使ってて気づいたんですよ。
これだなぁ、って。
ファングスんってね、 ―― あ、カビた豆の事を「ファングス」って言うんです。
でね。「ファングス」だけだと冷たいし、「ファングス君」もゴロが悪いので、ちぢめてこう呼び始めて。
今じゃ定着して「ファングスん」。
可愛く、ファングスんって呼んでね。マル。
で。
我がBar di Kotokotoは、三つの珈琲業者さんから珈琲を買ってます。
村雨珈琲の村雨さんと、帝キング珈琲のアガピト・セス・クロードさんと、アルマス珈琲のカイ・リンコラさん。
国際色豊か過ぎるだろ!と言うツッコミはまぁ……。
それは理由が有るのでいずれ、と言う事にして。
で。
業者さんと一緒に、いろんな「駄目」君が一緒に来るわけですよ。
コッコ、ブラック、サワー、ファングス。
どれも駄目な珈琲豆君たち。
はじかれちゃってて、業者さんの運ぶ豆にはもういないけど、大体、一緒にやって来て、で。
―― いつも、目いっぱい撫でちゃう。
ファングスん達はいわば「落ちこぼれ」な筈。
私達にはじかれた「落ちこぼれ」の「駄目豆」君。
私だったら、自分を「落ちこぼれ」とはじいた人の為に、雑味や悪い空気や、いろんな「駄目」を吸い込んだり、それで浄化させたりしない。
でも、ファングスんはいつも、それをやってくれる。
沢山の駄目を消してくれて、その日は店の中が何か。何かこう、良い感じ。
私達が「駄目出し」をして出した一杯の駄目を、ファングスんは沢山吸い込んで。良くして。吸い込んで。
で、消してくれて。
いつか一緒にいなくなる。
ファングスンは健気だ。
珈琲豆って健気だ。
良い豆だって、同じ事をしてくれてる。
美味しいをくれて、いい気分をくれる。
珈琲豆って健気だ。
健気で、大好き。
いい仕事してるなー、って思っちゃうわけですよ。
今、私達が出してる駄目を消してくれる彼らに、心から有難う。
明日もまた、美味しいコーヒーを淹れるぞ!
心新たに思うのであります。
ではまた明日~~!