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77 夫の不倫相手に内容証明を送る

Z以外の不倫相手への慰謝料請求をどうするか。怒りとか悲しみからではない、これはわたしがつけたいケジメだ。

まずは全てを暴くきっかけとなった加藤なおみ。

内容証明を送るのには住所の特定が必須だ。夫の中高の同級生でわたしも連絡が取れる人物が二人いた。

一人は三児の母で夫とは小学校も同じ人。連絡をしたら一旦は協力をしてくれるとのことだったが、ご主人に事の経緯を話したところ「人の離婚騒動に首を突っ込むな」と叱責されたとのことで一転、協力できないと伝えてきた。

もう一人は何度か会ったことのある男性。こちらは怒ったような返信で「もう深く反省しているだろうから、もういいじゃないか!」と取りつく島もなかった。

そこでわたしは再度探偵を雇った。東京の探偵事務所がどうやって地方の住所を割り当てるか、そのやり方は企業秘密とのことで教えてはもらえなかった。だが数日後にはわたしの手元に加藤なおみの住所が届いた。

お金で解決とはまさにこのことである。

Facebookからは簡単に加藤なおみのご主人も判明していたし、仕事先も分かっていた。

内容証明には、離婚に至ること、子どもたちが父親不在で生きること、わたしは仕事も手につかず心療内科にかかっていることを記載した。

「大手の会社に勤務するあなたのご主人はこの事実をご存知ですか?」

末尾に質問を記載して、既婚者がやってはならぬことに手を染めている事実を浮き彫りにさせ、返事を待った。

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