基礎的な事しか書いていないラシューシャ改変(雰囲気で乗り切るためには)
まず率直かつ個人的な思想ですが、ラシューシャは”純粋な美”が最も反映されるアバターとなっています。
森羅の様な美”麗”という混ざりが発生しないようにしないとバランスが一気に瓦解します、あれやこれや癖を詰めようとしたらなんだか微妙になる、それがラシューシャという大味が合うと思わせ実は繊細な味付けが正解系アバターです。
つまり誰でも美しくなれる最高のアバターという訳です。
さて、上記の個人的思想というペリカンも吐き捨てるどうでもいい事はさておき。
本題に入りましょう。
下記に記載する事が本編となります。
↓
第一『ラシューシャの表情管理方法』
―――まず答えから言います。
〈FXだとかアニメーションだとか分からない〉のならFaceEmoを使いましょう。
重くなるからだとかパラメーターの容量取るからだとか、そんな言い訳を述べず、FaceEmoを入れましょう。 この記事を見るあなたは改変が分からないから”雰囲気だけでも”掴むために見ているはずです。
つべこべ言わずにFaceEmoを崇めながらダウンロードしましょう。
カタカナでも打ち込んで調べればboothでダウンロード出来ます。
その件のツールはどのようにして使うのか、という問題なのですが。
製作者様がboothのページで動画付き説明をしているので省く……というのは責任不足ですね、雰囲気解説を行います。
(modular avatarなどの改変必須ツールは既に入れている前提とす)
まずこうなりますね、ラシューシャをunityに出した後は適当にこんな感じで顔をドアップにしてください。 とっても大事なので。
この後にラシューシャのBodyを選択してください。
すると右側の文字や数字がいっぱい書いてある欄に≪blendshape≫という文字列がありますよね(見つからないなら頑張って探して)あるって言いなさい。
そこを左クリックしたら。
こんな感じでいっぱいの文字が更に放出されます。
以下の文字列にはザックリとですがこんな意味が。
↓
≪Mouth≫ =口の設定
≪Tongue≫ =舌の設定
≪Tooth≫ =歯の設定
≪Eye≫ =目の設定
≪Pupill≫ =瞳の設定
≪Eyeblow≫ =睫毛とアイラインの設定
≪Faceparts≫ =隈や涙、あとは顎や鼻の位置などの微調整が出来る設定
≪MMD≫ =筆者は感覚で使っているので不明、アバター作者の説明書に記載
ザっとですがこんな感じで結構細かめに調整出来る様になってるのが分かりましたね。
今回の手順でこれを見せたのは下地作りのためです、まだFaceEmoの出番はありません。
という訳で≪Eye≫の欄にあるEye_usume1とEye_usume2という項目を弄って見ましょう、見た目の変化を分かりやすくするためどちらも数値を100にしてください。
(Lは左目、Rは右目)
するとこんな感じで目が細まりました、他にも色々と弄れるので皆さんも弄ってみましょう。
では筆者もここから弄っていきます。
~コネコネタイム~
はい、皆さんも下地が出来た頃でしょうが。
なんだか違和感がありますよね? そう、瞳がおかしい。ズレてますね。
この問題を解決するためには≪Pupill≫の欄にあるPupill_all_pos_downの数値を弄れば解決します。
筆者と読者では恐らく目の形が違うでしょうから、ここは好みで弄ってくださいね。
~再度コネコネ~
しかし、なんだか面白くありませんね。 瞳孔とハイライトを消して見ましょうか(ここはご自由に)。
同じく≪Pupill≫欄にあるPupill_pos_back1とHighlight1_pos_back、Highlight2_pos_backの数値を100にしてみましょう。
こんな感じで下地が出来上がれば、やっとこさFaceEmo神の出番です。
ダウンロードしたファイルに梱包されたunityオブジェクトをプロジェクトにドラッグ&ドロップ放り投げましょう。
importを押せばunityに読み込まれます。
おっと、左上のアバター欄に『Emo』というのが追加されましたが怪しい物じゃないのでご安心ください。
これを左クリックすれば
こんな感じの通知が出ますが、これは元からあった表情FXを全て蹂躙して新しくEmo用に仕立て上げてくれたという通知と認識してください。
安心してOKを押しましょう。ここから重くなるかもしれないので注意。
さて、こんな感じの画面になれば表情パターン1にあるデフォルト表情を変更の項目を左クリック。
すると、こうやって左に下地が反映されたので、これにカーソルを合わせそこから更に出て来た項目の左上をクリック。
するとファイル作成を促されるので今は何も考えずに作成してください。
ここから正念場ですよ。
はい、はいこんな感じの画面が出たら右側の未分類シェイプキーの中から。
下地で使ったシェイプキーを探してクリックし追加、下地と全く同じ数値を入力していきましょう。
こんな感じで。
↓
〔※たまに赤い項目が出るでしょうが基本的に無視しても支障はありません、支障が出たらその項目を削除すれば解決可能〕
え?面倒?
~格闘中~
おっと、ここを読み始めたということは終わった感じですかね。
はい。 お疲れ様でした、ひとまずはここで一旦安息を得れます。
格闘していた欄にある右上の×をクリックして戻りましょう。
下に生成されたアニメーションファイルの名前部分を軽く二回クリックすると。
名前を変えれるようになるのでとりあえず[普段]とでも名前を変えましょうか。
次に右のDefault_Idleに[普段]をドラック&ドロップ。
無表情が好きなら全ての項目に[普段]を投げ入れましょう。
でも無表情はやだなぁ……となったら先ほどの[普段]を一回クリックで選択。
その後にCtrl+Dで複製、そうですね、とりあえず追加で7個くらい複製しましょうか。
こうなった後は数字の入った[普段]の名前を変えていきましょう。
好きな名前を入れていこう。
さて、あとは下にスクロールしたら出てくる表情に一つずつ入れていく。
表情変わらねぇじゃん! って思ったそこの君、そうだよ、現実はそこまで甘くない。
またこれら全てにシェイプキーを差し込んでいくのだ。
下に貼った画像にある表情エディタを開くをクリック(ボールペンマーク)。
さて、筆者の場合は[ハンドオープン]を[挨拶]にしたので「こんにちはー」のジェスチャーであるハンドオープンで表情が変わる。
なので。
Mouth_あ などを追加して数値を弄れば挨拶は完成。
同じ要領で他のアニメーションファイルもシェイプキーを追加して数値を調整しそれぞれの名前通りに合う表情に変えていこう。
出来上がったら右下のアバターに適応をクリックして完成!
※筆者の場合、この子は無表情で行くのでここで止め。
第一『ラシューシャの表情管理方法』はこれにて終了。
ここまで蛇足極まる記事を読んでくれてありがとうございました。
次回は髪型調整例や服の組み合わせ等々を書けたらと思っています。