『俺の家の話』の話 第六十二試合
こちらはさんたまプロレスの二階部分。
色々な本がありますね。
「日本プロレス全史」に「究極のトレーニング」
ちなみに「究極のトレーニング」の著者の石井直方先生は、私が講師をしていた専門学校で同時期に講師をされていた先生のお師匠さんです。
私は「スポーツ栄養学」、彼は「トレーニング理論」でしたねぇ。
懐かしいなぁ…
そしてトランプがありますね。
ドラマの中では長州さん交えてババ抜きをするシーンもありました。
実はトランプってプロレスの練習と深い関係があるんです。
いわゆる「トランプ」と呼ばれるトレーニングがありまして(そのまま)
『じゃ今日はトランプやろうか?』みたいな…
例えば…
♠→腕立て
♣→スクワット
♥→腹筋
♦→背筋
などそれぞれのマークに種目をあてがいます。
数字は回数ですが、場合によっては二倍、三倍に設定する場合もあります。
Aは20回、ジョーカーが出たら次のトランプを引いて倍にします。
仮に倍で試してみましょう。
♠7→腕立て14回
♥K→腹筋26回
♠J→腕立て22回
♦2→背筋4回
♣9→スクワット18回
♣7→スクワット14回
ジョーカー
♣A→スクワット40回
こんな感じでカードが全部無くなるまで続けるのです。
この場合だと♣が続いた時点で「うわー!」となりジョーカーからの♣Aでギャー!となります。
ゲームっぽく楽しみながらやる感じなのですが本当にキツイ。
仮に倍にしないでその数字のままやったとしてそれぞれ110回を4種目、そのうちジョーカーの枚数によって1回か2回は倍になります…
なんならそれを2セット、3セットと繰り返す。
いやぁレスラーって凄い!
ちなみに初回でブリザード寿に寿固めを掛けられたDDTの中村選手の練習生時代は…
♠→スクワット
♣→ジャンピングスクワット
♥→プッシュアップ
♦→ライオンプッシュアップ
でやっていたそうです。
そう言えば地獄の様に暑い道場で先輩がリング練習している中、マットスペースでオーストラリア人の練習生と延々トランプトレーニングしていたなぁ。
私はその横でグッズ業務をしながら「中村、さっきから2ばっかじゃない?」とかチャチャ入れてました(ごめんね)
そんな中村も無事にデビューし、まさかの長瀬智也さんと共演。
良かったねぇ。
そんな俺の家の話の話。