【クレヨンしんちゃん『炭の町のシロ』】何して遊ぶ?
まさか今まで触れ合うきっかけのなかったクレヨンしんちゃんのゲームを遊ぶ日が来るとは思ってませんでした。
もちろん存在は知っているのですが、今まで見る機会がなかった。
クレヨンしんちゃん『炭の町のシロ』(通称「炭シロ」)は、秋田のオオマガラナイ村と不思議な炭の町の2つを舞台にした冒険アドベンチャー。
しんちゃんを操作して自然豊かな秋田を舞台に虫取りや魚釣り、畑で野菜を育てたり、近所の人々のお手伝いをしたり。
のどかな田舎の暮らしを楽しんでいると、飼い犬のシロに炭の町へと導かれ…。
主題歌に惹かれて
ゲーム実況者のレトルトさんの先行実況を見ている時に流れた主題歌がどうにも気になって気になって、ミュージックビデオを探して聞いて、この歌が耳から離れなくなりました。
どんな世界の歌?誰目線の歌?これがクレヨンしんちゃんの歌?
メロディーも歌詞もどうにも好みだったので、この曲配信されてないかな?と探したらどうやら前作『オラと博士の夏休み』から主題歌の配信はされてない様子。
どうして…!
しかし通常版の他にコレクターズエディションが存在し、そちらにはサントラ(ダウンロード版)が付いてくるとのこと。
そもそもクレしんのことほとんど知らないのに限定版を買う…?限定版はクレしん好きの方が買うものでは…?
曲を聞きたいと衝動的に買いました。アートブックなど特典が多くてすごい。
秋田で過ごす日常
父・ひろしの出張で秋田に暮らすことになった野原家。同じ秋田に住むひろしの両親も毎日遊びに来てくれます。
今日は何して遊ぶ?
何か分からないけどこのセリフにグッと来ました。なんでだろう、子供の頃は当たり前のように使っていたような…。
おじいちゃんから虫取り網や釣竿を貰い、遊び方を教えてもらったらもう自由。
虫を追いかけたり魚を釣ったり村の人と話したり。ミッションをクリアすることで行動範囲を広げることが出来、新たな虫や魚と出会えるようになります。図鑑の説明文も楽しい。
美しく広がる秋田の風景が、朝ご飯やお風呂など野原家の平和な生活が、元気をくれるようでした。
炭の町への訪問
秋田でののどかな暮らしを満喫していると、シロが炭の町に案内してくれました。可愛いサイズの電車に乗って向かいます。
写実的で開放感のある秋田の村とは一辺、ちょっと歪んでごちゃごちゃした町並み。いつ行っても夕方で、昭和情緒溢れる風景です。
しんちゃんを連れてきて欲しいとシロに頼んだのはスミちゃんという少女。スミちゃんはシロと話が出来るようです。
スミちゃんは炭の町を助けて欲しいと言うものの、そこまで危機が迫っている様子もなくて、お客さんの来ない食堂のお手伝いなどをします。
スミちゃんがシロと話が出来るのも不思議ですが、炭の町から秋田の村に帰る時も不思議です。炭の町から帰ると、いつも家の軒下で目を覚まします。
電車で来たよね…?
夢…なのか……?
ゆっくり流れる時間
秋田の村と炭の町、この2つの場所をどう行き来するかはプレイヤーの自由です。好きな時に、好きな場所へ。炭の町に行きたい時はあの電車に乗ります。
沢山遊んで夕方にはお迎えが来て晩ご飯、夜もちょっとおでかけして眠くなったらお布団へ。
憧れの生活だ……。
炭の町では村で採れる魚や野菜などが必要になることが多いので、村でゆっくりアイテムを集めては、炭の町に持っていったついでに風情ある景色を楽しんだりしました。
あとトロッコレース超楽しい。
スミちゃんが炭の町を助けてと言ったのは気になるものの、具体的な危機は感じないし、気まぐれにミッションをこなしたり、ただ虫を追いかけたり。
でも油断しているとやっぱり何か事件は起きたりして。
秋田ののんびりした日常と、炭の町のごちゃごちゃした空気感と、その雰囲気の違いが飽きを感じさせません。
日数制限などもなく、季節が変わることもなく、何かに急かされることもなくゆっくり遊べます。
ゆっくり遊ぶはずが、気がついたらプレイ2日目で図鑑が埋まっていました。おかしいな。
そこまで種類が多くないというのもありますが、虫や魚は捕獲しやすくなっています。どうぶつの森より優しいバージョンです。
セミは逃げたりしますが、基本的に走って近付いても逃げられません。
しんちゃんってすごい
このゲーム遊ぶまでしんちゃんのこと詳しく知らなかったんですが、ちゃんと自己紹介出来たり、誰とでもお喋り出来たりでめちゃくちゃ偉いなと感動しています。
本当に5歳?
しんちゃんはすごい。自分のやりたいことをちゃんと発言出来るし、人の話もちゃんと聞ける。
自分もそうなりたい。あの走り方の真似は出来ないが。
シロもすごい。スミちゃんと炭の町を守るために走り回って、しんちゃんのサポートまでしてくれる。
そんなしんちゃんとシロが、炭の町の為に頑張っている姿が素敵でした。
主題歌はもしかして……と想いを馳せながら、炭の町って……と考えを巡らせながら、エンディングを眺めていました。
心が安らぐ、優しいゲームをまた明日も遊びたい。