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【Balance 100】その忍耐力であらゆる対象をあるべき姿に

自分は集中力、忍耐力に自信があり、感情を殺すことが得意なのですが、このゲームと出会った瞬間「相性が良い」と感じました。
第一印象から決めていました。よろしくお願いします。

正直なところ、記事の文章やスクショで「このゲームは何なのか」をお伝えするのは難しいです。
何故ならこのゲームの良さは独特の操作にあると思っているので。

Balance 100が気になったら体験版(プロローグ)であるBalance97.261/100が無料で本編の約半分が遊べるのでまずやってみてはいかがでしょうか。
それで相性が良さそうであれば是非本編を遊んでみてください!

本作の操作はかなり実験的なものなので、購入前にプロローグを試してみるのもよいでしょう。

Steam で 15% オフ:Balance 100 (steampowered.com)

日常のズレ

別にそのままでも構わないけど、なんかズレが気になる時ってありませんか。
壁に貼ったポスターのバランスが気になる……真っ直ぐじゃないと気になって仕方がない。
このゲームの主人公は病的にあらゆるもののズレが気になるようです。
積んである本も、道路に書いてある白線も、バラバラになった薬も、ピサの斜塔も。

正直気にならない。

↑真っ直ぐ引かれたはずの白線ですが、マンホールに書かれた部分がズレてしまっていますね。
左手はWASDで移動、Eで選択(掴む)、
右手はIJKLで移動、Uで選択 と、このゲームはキーボードで操作します。
なんだこの操作は。左手はともかく右手が慣れない操作にこんがらがります。

そしてスペースを押すと対象に注目し、画面下に縦、横の位置や角度が分かるメーターが出てきます。

角度の数値が-90°なので、左手はW、右手はKを同時に押し右回転させることで0°にしたい。

この全ての数値を0にするとズレがなくなり100%になります。
97%でもクリア出来るは出来るんですが、100%にしたくなりますよね。このゲームの才能があります。
100%に出来たらEとUを押して両手を離すと固定されます。

すっきり。

↑のマンホールのステージは角度を合わせるだけなのですが、縦と横も合わせるようになってからが本番という感じがします。
何故なら主人公は呼吸をする。
つまり呼吸に合わせて手が上下するので縦の位置が動く。
ということは100%にすることが難しくなる。楽しい~。

しかも物を移動させると画面下左側の体力バーが減ります。(動きを止めると回復する)
体力というか、集中力だと思うんですが、このバーが減ると手ブレが起こります。
また、体力が0になると最初っからになるので、体力が無くならないように少しずつ調整していきます。
このヒリヒリ感がたまらないんですよね。

慣れないキーボード操作、狂う手元、それでも目指す100%。
タイミングを見極めて100%だ!と思ったら操作ミスって97%になってしまった時の後悔がとても楽しいです。

ちなみに設定で手ブレのON/OFFが選べます。
個人的には手ブレがあるのが楽しいと思うんですが、お好みに合わせてですね。ヒリヒリしたい方は是非ONで。

あとこのゲームまさかの2人プレイも対応しています。(右手、左手をそれぞれ担当する感じ)
コンビネーションに自信がある方々なら出来るのだろうか……。コンビネーションがヒリヒリしそう。

ピシッとした世界

このゲーム、ステージも自分で設置するんですよ。粋な演出ですね。
まるで美術館のようなゲームです。

絵画を設置し、選ぶとゲームが始まる。

流れているBGMも聞いていて心地良く、集中力が必要なゲームに寄り添ってくれます。
100%を目指すのに慣れれば、遊んでいてとても癒されるゲームです。
操作に慣れたらそんなに難しくはないです。人は選びそう。

本棚に片付けないあたり、本当にバランスしか気にしてないかもしれない。

日常的なズレから普通は直せないズレまで、色んなステージがあるのですが
ピサの斜塔でさえ真っ直ぐに出来ます。斜塔なのに。

あるべき姿かもしれない。

そして宇宙へ。
地球のズレとか、主人公はどういう視点の持ち主なんでしょうか。
なかなか地球を移動する経験は出来ないと思うので、これは良い経験でした。
世界のズレを直してめちゃくちゃにしてやりましょう。

地球を移動した衝撃で世界中が大変。

ネコもたくさん

ステージ毎にコインが3枚隠されており、手で触れることで回収出来ます。
コインを3枚集めるとネコが獲得出来ます。なんでだ、可愛いからか?

このゲームは対象のズレをを1個直すと、数秒間手ブレが起きないスーパー集中タイムが発生する(その時間内だと別の対象のバランスを整えやすくなる)のですが、
そのスーパー集中タイムの時間が、ネコを集めるほど延びるのでかわいいだけではありません。
スーパー集中タイムは今名付けた。正式名称は不明です。

実績解除でもあります。

また本編以外に2つのモードもあります。

本編スタートボタンに手をかざすと、別のモードも表示されます。

1つは∞モード
真ん中のクッションにネコをバランス良く置きます。
すると置いたネコが消え、またランダムな位置に別のネコが出現するので、バランスを整えてまたクッションに置きます。
無限にズレを直し続けることが出来ます。スーパー集中タイムも連続で起こしやすく、本編の練習にもなりそうです。
自分は100までやったので許して欲しいのですが、忍耐絶好調だったらずっと遊べそう。どうだろうかそれは。

10回クリア毎にクッションの周りにおもちゃが増えます。ネコの為に環境を整えよう。

もう1つがイライラ棒モード
カプセルに入ったネコを両手で持ち運びます。道の端に触れるとネコが感電して最初っからになります。
これが非常に難しい。
体力は制限が無いので体力切れによる手ブレは起こらないものの、本編と同じように手が上下します。
その上下を気にしながら、道の端に当たらないように……。

1面さえクリア出来ませんでした。
自分の忍耐もまだまだ未熟のようです。

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